加飾紙のアート挑戦
2021-07-27 08:10:02
加飾紙が生み出す新しいアート作品 金箔とガラスの美しさ
伝統工芸「加飾紙」との出会い
加飾紙は日本の伝統工芸品の一つで、その独自の技術は代々受け継がれてきました。この度、有限会社湯島アートが新たな挑戦として金箔とガラスを組み合わせたアート作品を作り出しました。このプロジェクトは、2021年7月28日から9月29日にかけてクラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」で実施されます。湯島アートは、長年の経験を活かし、デザイン会社オクノテと提携し、異素材の融合に挑むことになりました。
新たな技法の開発
これまで金箔をガラスに加飾する技術は、ガラスと金箔を一緒に焼き付けたり、漆を用いる蒔絵の技法が主流でしたが、今回は新技術として「砂子加飾」を採用。これは、襖絵で培った技術を応用したもので、非常に繊細な箔の造形を実現しています。この技法により、ガラスの美しさが引き立ち、オリジナルの作品が次々に生み出されています。
砂子加飾の秘密
砂子加飾とは、職人が箔を筒に通し細かく砕いて、砂子と呼ばれる薄い箔を数回に分けて蒔き、押さえることでデザインを描き出す方法です。湯島アートは砂子師としてこの技術を持ち、独自の美を追求してきました。加飾されたガラス製品には、豆皿や丸皿、お猪口などがあり、品数豊富にリターンとして提供される予定です。
プロジェクトの詳細
本プロジェクトの期間は2021年7月28日(水)10:00から9月29日(水)18:00まで。Makuakeのページではリターンとして、4,200円(税込)の豆皿から、50,900円(税込)の特製インテリアプレートまで多彩な品々が用意されています。これにより、支援者は伝統技術を用いたユニークな作品を手に入れるチャンスとなります。
湯島アートの歴史と協力者
湯島アートは、襖や和紙の製品に特化した企業で、江戸時代からの技術を活かしながら、新技術の開発に注力しています。同社は、片岡屏風店をはじめとする多くの職人と協力し、伝統と現代の融合を図っています。今回のプロジェクトは、彼らのクリエイティビティを活かした新たな挑戦であり、関心を集めています。
結論
「加飾紙」と新しい素材とのコラボレーションは、伝統工芸に新たな価値をもたらすものです。このアートプロジェクトを通じて、ぜひ多くの人々に商品を手に取ってもらい、日本の伝統工芸の魅力を知ってほしいと願っています。アートを愛する人々にとって、魅力的な作品が目白押しのプロジェクトをお見逃しなく!
会社情報
- 会社名
-
オクノテ
- 住所
- 東京都大田区上池台3-14-15-502
- 電話番号
-
03-6685-3971