Project YAOKIの挑戦
2021-03-15 17:12:17

民間初の月面探査、ダイモンのProject YAOKIが挑戦開始

Project YAOKI - 民間初の月面探査が始まる



2021年秋、株式会社ダイモンが米国Astrobotic社と連携し、民間企業として世界最小・最軽量を誇る月面探査車「YAOKI」での月面探査プロジェクト「Project YAOKI」をスタートさせます。このプロジェクトにより、日本は米国、ロシア、中国に次いで4番目の月面探査国となります。

プロジェクトの背景


アメリカ航空宇宙局(NASA)は、2017年に「アルテミス」計画を発表し、2024年には有人月面着陸を目指しています。この計画の一部として、月運送サービス「Commercial Lunar Payload Services(CLPS)」が始まっており、民間企業にも広く機会が提供されています。Astrobotic社は、NASAから選定された月面着陸船「ペレグリン」(Peregrine)を用い、このプロジェクトを進めています。

ダイモンは、2019年にAstrobotic社とペイロード契約を締結し、現在は月面探査車「YAOKI」の開発と試験を進めています。2021年6月にはフライトモデルを完成させ、フロリダ州ケープカナベラル空軍基地からの打ち上げを計画しています。

世界最小・最軽量の月面探査車「YAOKI」


「YAOKI」は、特許技術を駆使した二輪型で、従来の探査車に比べて10分の1という軽さ(0.6kg)と、サイズは50分の1(15×15×10cm)に抑えています。この軽量化設計により、1kgあたり1億円とされる月への輸送費を大幅に削減することができました。「YAOKI」は、各国の企業が開発するキューブ型探査車のパイオニアとしても注目されています。

プロジェクトの進捗状況と協賛企業


「Project YAOKI」は、これまでに株式会社日本ユニスト、UNIT株式会社、株式会社ピクシーズ、株式会社UCHIDA、国光施設工業株式会社などから総額1億円の協賛を受けています。ダイモンは、これらの企業との連携を通じて、地球上での産業利用や教育プログラムの開発を進める計画です。

中島社長の思い


ダイモンの中島紳一郎社長は、月面探査の挑戦は人類の夢と希望そのものであり、これに関わることで多くの人々に貢献できることを願っています。「YAOKI」の月面探査が、未来の技術革新や産業の発展へ繋がると信じています。

2022年以降も、さまざまなロボット・宇宙開発ベンチャーと連携し、さらなるチャレンジを続ける意向を示しています。

プロジェクト詳細


  • - プロジェクト名 : Project YAOKI
  • - 打上げ日時 : 2021年秋
  • - 打上げ場所 : アメリカ合衆国フロリダ州ケープカナベラル空軍基地
  • - ミッション : 月面「Lacus Mortis(古代地層)」の探査
  • - 月面活動日時 : 打上げから30日後、月面で6時間の活動を想定
  • - 月への運搬 : ULA社のロケットとAstrobotic社の着陸船を使用

未来への期待


ダイモンにとって、このプロジェクトは一つの大きな挑戦です。月面探査機「YAOKI」が、人類の新たなフロンティアを切り開くことが期待されています。人々の夢を乗せ、月面での活動が成功裏に進むことを多くの人が願っています。このプロジェクトに対するさらなる支援や注目を集めることによって、ダイモンはその実現に向けて邁進します。

会社情報

会社名
株式会社ダイモン
住所
東京都大田区大森南4-10-20
電話番号
090-4223-4202

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