おてつたびが新たな旅のスタイルを提供
株式会社おてつたび(東京・渋谷)が運営する『おてつたび』が、2024年の日経優秀製品・サービス賞においてスタートアップ部門賞を受賞したことが発表されました。この受賞は、同サービスが持つ独自の特徴とその社会的意義を評価されたものです。
『おてつたび』とは何か?
『おてつたび』は、「お手伝い」と「旅」を組み合わせた人材マッチングサイトです。特に地方の宿泊業や農業など、人手不足に直面する事業者と、旅をしながら働きたい旅行者をつなぐ仕組みを提供しています。利用者は交通費は自己負担ですが、働くことで得た報酬が旅行の負担を軽減し、地域の人々との新たな交流を通じて、地域の文化や生活を深く楽しむことができます。
授賞式の後の展望
2024年2月3日には授賞式が行われ、多くの関係者が集まりました。この受賞を機に、おてつたびはさらなるサービスの向上を目指しています。特に注目されるのは「地域経済の活性化」です。荷物運搬や宿泊業の手伝いなどを通じて、地元の事業が生き残る一助となることが期待されています。地域の事業者は、『おてつたび』を通じて全国からの働き手を集めることができ、彼らが観光をして地域の魅力を再発見することで、巡り巡って地域全体にプラスに働くのです。
利用者数の増加とその背景
2025年1月30日現在、登録者数は68,000人を超えており、特に50代以上のシニア層の利用が急増しています。『おてつたび』の利用者の29%が50歳以上というデータもあるように、年齢に関係なく新しい挑戦や経験を求める人々が増えています。この背景には、定年後の再就職や新しい生活様式への適応が影響しています。若い世代はもちろん、退職後の活動を考えている層にとっても『おてつたび』は魅力的な選択肢となっているのです。
地域活性化への貢献
『おてつたび』が目指すのは、地域の人手不足を解決しつつ、旅行者との深い交流を通じて、新たなリピーターを生むことです。このような人材マッチングは瞬時に実現するものではありませんが、持続可能な地域のファンを生み出すことが狙いです。地元の人々との接点を大切にし、旅行者が地域に愛着を感じるきっかけを提供します。
取材・問い合わせについて
おてつたびでは、今後もこの斬新な仕組みを広めていきたいと考えており、全国各地で体験を広げていくために取材やインタビューを歓迎しています。興味のある方はぜひお問い合わせフォームからご連絡ください。企画段階からの相談も可能ですので、気軽に参加を検討してみてください。
【会社概要】
- - 会社名:株式会社おてつたび
- - 代表者:代表取締役CEO 永岡里菜
- - 所在地:東京都渋谷区代々木3丁目31-12
- - 設立年:2018年7月
- - 資本金:70,286,500 円
- - 公式サイト:おてつたび