日本初の国際バカロレア教育を実施するマルバーン・カレッジ東京が始動
2023年9月、東京都小平市に国際バカロレア教育を導入したインターナショナルスクール、マルバーン・カレッジ東京が開校を予定しています。この学校は、イギリスの名門校、マルバーン・カレッジの理念を引き継ぎ、日本で初めて国際バカロレア教育を一貫して提供することを目指します。
マルバーン・カレッジとは
1865年に英国で設立されたマルバーン・カレッジは、150年以上の歴史を擁する教育機関で、高度な学問や課外活動を通じて、学生の可能性を最大限に引き出す全人教育を実施しています。クラスは少人数制で、専門のチューターによる指導が行われ、生徒一人ひとりに細かく配慮した教育が特徴です。その結果、多様な文化を理解し、グローバルに活躍できる人材を育成することが目標です。
新校長マイク・スペンサーのビジョン
新しくマルバーン・カレッジ東京の校長に就任したのは、教育分野で20年以上の経験を持つマイク・スペンサー氏です。彼はこれまで英国、香港、インド、上海、モザンビークなどで教育機関の運営に貢献してきました。彼のビジョンは「質の高いコミュニケーションと相互作用を通じて、すべての生徒が成長できる前向きな環境を提供すること」であり、異文化理解や国際的な視点を強く推進することです。
スペンサー氏は、インターナショナルスクール評議会での経験や、教育プログラムの認定に携わってきた実績を背景に、マルバーン・カレッジ東京における確かなリーダーシップを発揮することが期待されています。
マルバーン・カレッジ東京の特色
1. 国際バカロレア(IB)教育の導入
マルバーン・カレッジ東京では、国際バカロレア教育プログラムを通じて、世界共通の大学受験資格を取得できることを目指します。このプログラムは、高度な学びを提供することで、世界各国の文化を理解し、多様な考え方を尊重できるグローバルな人材を育てることに寄与します。
2. 英国式のパストラルケア
教育のもう一つの柱であるパストラルケアは、少人数制のクラスや専任のチューターとの密接な関わりを基に、生徒の身体的、社会的、感情的な発達をサポートしています。このような手厚いケアにより、生徒は学業だけでなく、社会性や感情面でも成長することが期待されています。
3. 独自の教育カリキュラム
マルバーン・カレッジ東京は、国際バカロレア教育を核に、探求型学習、起業家教育、アウトドア教育などを取り入れています。その中でも特に起業家教育は、次世代のリーダーシップや創造力を醸成するための重大な要素となっています。
未来の展望
マルバーン・カレッジ東京は、開校時に1年生から9年生までの生徒を受け入れ、段階的に教育課程を拡大していく計画です。2026年には、13年生までの教育プログラムを整備し、最大で950名の生徒を受け入れることを目指しています。東京都心から40分の距離に位置し、安心して通える環境を提供します。
この新しい学校は、日本の教育シーンに新風を吹き込む存在として、多くの注目を集めています。関係者の期待と共に、生徒たちの可能性を引き出し、未来を担う人材を育てる役割を果たしていくことでしょう。公式サイトでは、今後の最新情報や入学に関する詳細が発信される予定です。
マルバーン・カレッジ東京公式サイト