石神遺跡調査結果
2025-03-06 19:02:16

石神遺跡の最新調査結果、7世紀の大規模区画を発見

石神遺跡東方の調査結果



奈良県高市郡明日香村で行われた飛鳥藤原第217次調査から、古代の謎が解明されてきました。この調査では、7世紀後半から末にかけての石神遺跡の東南部に、新たに確認された大規模な区画が浮かび上がりました。

具体的には、東西約133メートルに及ぶこの区画は、既存の東西塀SA311の延長部分と北寄りに折れ曲がる南北塀を含んでいます。この発見は、具体的にどのように行われたのでしょうか。調査に関する詳細を見ていきます。

調査の詳細



調査は2024年12月9日に開始され、高さ297平方メートルの面積で行われています。その中で、7世紀前半から中頃にあたる時期の遺構は確認されていないため、石神遺跡の敷地がさらに広がる可能性があります。このことは、古代の生活や社会構造を理解するうえで非常に重要な材料となります。

現地見学会の開催



さらに、一般向けの現地見学会も予定されています。令和7年(2025)年3月8日の土曜日、11時から15時までの間、発掘現場で随時説明が行われる予定です。参加には事前の予約は必要ありませんが、小雨決行となりますので、天候に注意してください。場所は、発掘調査現場で、近鉄橿原線の「橿原神宮前」駅から徒歩35分の距離にあります。駐車場はないため、公共交通機関の利用をおすすめします。

今回の調査結果は、石神遺跡の理解を深めるきっかけになるとともに、学術的にも大変価値があります。さらなる調査の進展を期待しつつ、興味のある方はぜひ現地見学にも訪れてみてはいかがでしょうか。

これらの発見はただ古代の遺構を明らかにするだけではなく、古代日本の歴史や文化を再考する機会をもたらしてくれます。地元の方々や歴史愛好家の関心が高まる中で、石神遺跡のさらなる解明が待たれます。古き良き響きが聞こえてくるようなこの地域での調査から、歴史の新たな一面が見えてくるかもしれません。

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