茶和花が宇治に登場
2021-01-30 13:00:01
宇治茶のセカンドストーリーを創造する新ブランド「茶和花」がオープン
新たな造形植物「茶和花」誕生
宇治の名物である宇治茶を廃棄せずに、その美しい形と香りを楽しむ新しいプロジェクト「茶和花」が、宇治市にオープンしました。このブランドは、姉妹である石川郁美さん(フラワーデザイナー)と三好亜海さん(経営者)によって立ち上げられました。「宇治で作られたお茶を、宇治で使う責任にコミット」という理念のもと、茶葉のセカンドストーリーを発想し、宇治の新名産品を目指しています。
宇治茶叶の活用
宇治茶は、その繊細さから市場に出せない茶葉が時折生じます。そのような茶葉を捨てるのではなく、新しい形で活用することが「茶和花」の使命です。「Tea To Plants」のキャッチコピーのもと、茶葉を使った作品を通じて、視覚と嗅覚を楽しめる新たな体験を提供します。現在は、宇治橋、源氏物語、宇治駅、黄檗、三室戸の5種類の造形植物が投入されています。
SDGsへの取り組み
「茶和花」は、持続可能な開発目標(SDGs)の12番目である「つくる責任・つかう責任」にしっかりと取り組んでいます。宇治で生産された茶葉を無駄にせず、地域の特産品とその背後にある物語を大切にする姿勢が映し出されています。これは、宇治の地元経済への恩返しでもあります。
造形体験プログラム
新型コロナウイルスの影響で観光産業が厳しい状況にある中、宇治市は依然として多くの観光客や修学旅行生が訪れる魅力的な場所です。新たにオープンした「茶和花」の店舗は、観光客の集まる宇治橋通り商店街に位置しています。ここでは、自分自身で茶和花を制作できる造形体験プログラムが提供されており、観光客は宇治の文化をより深く感じる機会を得られます。
フラワーデザイナーと経営者の姉妹
茶和花は、姉妹ふたりの情熱から生まれました。石川郁美さんは、花を扱う専門家として多くの経験を積んできたフラワーデザイナーです。対する三好亜海さんは、旅行業界での豊富な営業経験を持ち、宇治の魅力を再認識したことから携わっています。彼女たちの背景は、それぞれ異なりますが、共通して宇治を盛り上げるためのビジョンを持っています。
店舗情報と商品概要
「茶和花」の店舗は2021年1月9日にオープンし、木・土・日の11:00〜16:00に営業しています。宇治市の中心に位置し、アクセスも便利です。商品ラインナップには、木箱(小)が1,800円、木箱(大)が3,600円と、宇治の文化を感じさせる造形植物が揃っています。
おわりに
「茶和花」は、宇治茶の新たな可能性を切り開くことで、地域に新たな魅力を生み出すことを目指しています。茶葉の廃棄をなくし、アートとしての楽しさを提供するこの取り組みは、宇治市のみならず、日本の文化にも貢献するものです。これからも「茶和花」の活躍に注目したいところです。
会社情報
- 会社名
-
株式会社TAJIRO
- 住所
- 京都府宇治市宇治妙楽166-24
- 電話番号
-
0774-26-8735