窪田望のドキュメンタリー『AIが消し去る声』がCENRETA ART AWARD2025で最優秀賞を受賞
2025年10月8日、タイのバンコクで開催された国際アート展「CENRETA ART AWARD2025」において、現代美術家の窪田望が監督したドキュメンタリー作品『AIが消し去る声』が最優秀賞を受賞しました。この受賞は、AI社会における無自覚な暴力性や不可視化された存在についての重要な問いを提示する作品の価値が認められた結果です。
『AIが消し去る声』は、今回の最優秀賞を含め、合計で四つの国際映画祭で受賞またはノミネートされています。これには、ニューヨークのICP Entertainment Film Festivalでの最優秀人間性映画賞や、ロサンゼルスのThe Atlantis Awardsでの最優秀ドキュメンタリー短編映画賞のノミネートが含まれています。このように多くの国際的な評価を受けることで、作品のテーマが国際的な対話の場に広まることを期待しています。
CENRETA ART AWARD2025について
CENRETA ART AWARDは、日本とタイのアート関係者の交流を通じて、国際的なネットワークを構築することを目的としています。初開催となる2025年には、400点以上の応募の中から厳選された47点がファイナリストとして展示され、今回の窪田の作品もその中に含まれています。主催はCENRETA Arts Councilで、特別協賛には中央百貨店や大丸松坂屋百貨店が名を連ねています。