地元の味を守る防災食『アルファ化米』の誕生
北海道の赤平市で、地域創生を目指すレッドホースコーポレーション株式会社が開発した『アルファ化米』が、市の備蓄食として採用されました。この商品は、地元産の「ゆめぴりか」を使用したもので、災害時にも住民が親しみのある味を楽しむことができるよう工夫されています。
『アルファ化米』は、一度炊いたご飯を温風で乾燥させたもので、お湯や水を加えることで炊きたての食感が味わえます。この取り組みは、赤平市の食文化を守りつつ、防災意識を高めることを目的としています。
この商品の開発は昨年8月に始まり、赤平市が保存食の検討をしているという情報をもとに決定されました。地元業者の活性化と地域の魅力発信を同時に狙ったプロジェクトです。これにより、食べ慣れた味を災害時にも提供できる安心感が生まれます。
ふるさと納税でも高評価
昨年12月に発売された『アルファ化米』は、赤平市のふるさと納税の返礼品としても高い評価を受けています。開始からわずか1週間で予想を大きく上回る寄附金が集まりました。その理由として、「ゆめぴりか」の大粒で甘みの強い特長が評価され、アルファ化米との相性も抜群であることが挙げられます。
地産地消の価値を実感
開発においては、赤平市の職員が試食会を実施しました。「想像以上に美味しい」「日常でも食べたい」といったポジティブな声が寄せられ、地方自治体が地元産の食材を搭載した非常食を考える機会がなかったことを嬉しく思っている意見もありました。特に、元自衛隊員からは「これほど美味しい非常食は嬉しい」との賛辞があり、地元の食材に対する誇りが感じられました。
2,400袋が赤平市の防災備蓄食として契約され、3月中には納品される予定です。今後は、さらに味のバリエーションを増やし、非常時でも美味しい食事を続けられるよう工夫を重ねていく計画です。
新たな希望と地域活性化
赤平市としては、地元の食材を使った非常食の開発が初めての試みであり、地域のスーパーフードともいえる「五目ごはん」の味わいを実感したことは大きな自信となっています。避難を余儀なくされる市民にとって、地元の味を取り入れた非常食が提供されることは、希望を見出す契機となるでしょう。
レッドホースコーポレーションは、地域資源を活かした課題解決型の商品開発を進めており、全国50以上の自治体と連携しています。地域ブランドの強化や販路開拓への支援なども行いながら、地元の食文化を継承することを目指しています。
このような商品開発を通じて、地域の活性化、そして住民の食文化の保護に寄与することが意義です。今後も、赤平市の防災食としての取り組みに期待が寄せられています。
【北海道赤平市】
赤平市役所:〒079-1192 北海道赤平市泉町4丁目1番地
市長:畠山 渉
URL:
赤平市公式サイト
【レッドホースコーポレーション株式会社】
本社:〒130-0015 東京都墨田区横網1-10-5 KOKUGIKAN FRONT BUILDING 2階
設立:1964年3月
代表者:社長執行役員山田 健介
事業内容:地域産業支援及び活性化事業
URL:
レッドホースコーポレーション
【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】
担当:見原(みはら)
電話番号:0570-003155
e-mail:service-info@redhorse.co.jp