レノボ、AIの新時代を切り開く「Smarter AI for All」発表
Lenovo Tech World 2024:AIの未来を創造
2024年のレノボの年次イベント「Lenovo Tech World Japan 2024」が開かれ、同社は「Smarter AI for All」という新たなビジョンとともに、AIに関する包括的なソリューションやサービスを紹介しました。このビジョンのもと、生成AIの重要性が高まる中、日本国内でも多くの企業が実際にAIを活用し始めています。特にレノボが行った調査によると、57%の企業が何らかの形で生成AIを取り入れているとのことです。
AIの時代が到来
生成AIは、ここ数年で注目を集めてきましたが、今では企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の重要な要素となっています。レノボはこの潮流に対応し、「Smarter AI for All」を掲げて新製品やサービスの開発を進めています。新たに発表された「Lenovo AI Now」などのAIエージェントは、個々のユーザーがより効率的に作業できるようサポートします。
このツールは、PC上で動作し、ユーザーの個人知識ベースと連携することで、なめらかなインタラクションが可能になります。これにより、ユーザーのデータはデバイス内に留まり、プライバシーが強化されることも大きな利点です。ドキュメント管理や会議の要約、デバイス制御など、日常業務のさまざまなタスクがスムーズに行えるようになります。
エンタープライズ領域のAI
レノボはエンタープライズ領域における生成AIの活用も視野に入れ、昨今の調査では80%のCIOがAIの導入を最優先事項と認識しています。この背景には、企業が成長を図るためにAIを重要な外的要因とみているという事実があります。従って、エッジやクライアントを含むハイブリッドなインフラストラクチャ構築が求められています。
特に、レノボは新たに発表したNeptune水冷技術の導入によって、データセンターのサステナビリティを高める努力も行っています。この技術は、熱密度の上昇に伴う課題を解決しつつ、効率的な運用を可能にします。
NVIDIAとの協力
ROIの改善も企業にとって重要な課題であり、レノボはNVIDIAとの協力によって、その解決に向けた取り組みを進めています。「Lenovo Hybrid AI Advantage with NVIDIA」は、企業が素早く成果を得られるよう設計されています。これにより、AIの活用が進み、投資利益率の向上が期待されています。
社会貢献とAIの可能性
レノボは技術の進歩を通じて社会貢献も視野に入れており、Tech WorldではALSや認知症患者をサポートするAIソリューションも紹介されました。これにより、重度の障害を持つ方々がアクセスしやすいコミュニケーション手段が提供されています。
「Smarter AI for All」は、より多くの人々にAIの恩恵をもたらすというレノボの強いメッセージです。これからのAIの進化が、我々の生活や仕事にどのような変化をもたらすか、大いに期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
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レノボ・ジャパン合同会社
- 住所
- 東京都千代田区外神田秋葉原UDX 北ウイング10階
- 電話番号
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0120-030-984