『スポGOMI甲子園2024・愛媛県大会』の熱い戦い
2024年10月20日、愛媛県の梅津寺海岸で開催された『スポGOMI甲子園2024』において、愛媛大学付属高校から参加した「万年日曜」チームが見事な活躍を見せ、優勝を果たしました。参加者は84人で、総じて65.5kgのごみを集めるという成果を上げました。
イベントの概要
- - 日程: 2024年10月20日(日)10時00分~12時30分
- - 開催場所: 梅津寺海岸
- - 参加人数: 1チーム3名×28チーム=86人
今年度は愛媛県全域から結成された28チームの高校生たちが集結しました。年々参加数が増えており、スポGOMIの人気が高まっていることを実感します。西は愛南町、東は新居浜市まで、参加者の意気込みは「海をきれいにしたい」という爽やかなものです。
独自ルールの導入
特筆すべきは、牡蠣養殖パイプを得点に追加するという独自のルールです。これは愛媛県立松山西中等教育学校のグループ「新世界学辞典」が発案したもので、瀬戸内海の海洋ごみ問題のひとつとしての重要性を示しています。この日、7名の高校生が補助を行い、運営に携わる新たな試みに挑戦しました。
激戦の競技内容
競技のスタートとともに、チームは指定されたエリアに分散しました。いくつかのチームはテトラポット周辺に向かい、また他のチームは建物の近くで集中的にごみを拾うスタイルを採用します。その中にはマイクロプラスチックを丁寧に拾うチームもあり、各々が自分たちのスタイルで清掃に挑みました。
愛大付属高校の「万年日曜」が拾ったのは、牡蠣養殖パイプ2.1kgを含む合計7.1kg分のごみです。彼らはこの努力により2,186ポイントを獲得し、見事優勝を手にしました。続いて2位は宇和島東高校、3位には新居浜工業高校のチームが名を連ねました。お祭りをテーマにしたオリジナルアイテムを持参した「ツシマッチョ」がオリジナルアイテム賞を受賞しました。
美しい梅津寺海岸のごみ問題
松山市からも近い梅津寺海岸は、南国のような美しさを持つ浜辺ですが、意外にも多くの海洋ごみが散乱していました。回収した65.5kgのごみは、全体の海洋ごみ問題に対してはわずかな量ではありますが、若者の関心を高めることが大切です。
愛大付属高校「万年日曜」のコメント
優勝した「万年日曜」は、清掃が行われた後でも多くのごみがあることを目の当たりにし、海洋ごみ問題の深刻さを実感したと報告しています。高得点の牡蠣養殖パイプやペットボトルを優先的に拾ったことが勝利につながったとのこと。彼らは全国大会出場を決め、大変嬉しく思っています。
団体概要
主催は一般社団法人ソーシャルスポーツファウンデーションで、スポGOMI甲子園のイベント開催や運営を手がけています。
このようなイベントを通じて、海洋ごみの問題に真正面から向き合い、若者たちがその重要性を感じ取ることができる機会を提供しています。参加者一人ひとりが海洋ごみ問題の当事者として、行動するきっかけとなることを目指しています。