エコなレースに向けたDUNLOPの挑戦
住友ゴム工業が展開するブランド、DUNLOPは、2026年シーズンに向けて、資源循環型カーボンブラックを使用した新しいレース用タイヤの投入を発表しました。この取り組みは、サステナブルなモビリティ社会の実現に向けた重要なステップと位置づけられています。これにより、モータースポーツの分野での環境負荷を軽減することが目指されています。
資源循環型カーボンブラックの役割
DUNLOPが導入する資源循環型カーボンブラックは、タイヤ製造過程で発生するゴム片や使用済みのタイヤをケミカルリサイクルして生成されたものです。これまで廃棄されることが多かったこれらの素材が、タイヤの原材料として再利用されることで、CO₂の排出量削減が期待されています。環境への配慮が求められる中、DUNLOPはこの新しい素材を使ったタイヤをSUPER GTのGT500クラスに投入します。
これまでの実績
2025年には、DUNLOPはSUPER GTのGT300クラスにおいて、同様の資源循環型カーボンブラック使用タイヤを投入し、その性能を実証済みです。実際のレース環境での使用が可能であることを確認したことで、2026年シーズンでは、より過酷な条件での性能が求められるGT500クラスへの展開が決定しました。
タイヤワンメイク化に向けた展開
SUPER GTでは、2027年から全車両が同じタイヤを使用する「タイヤワンメイク化」が予定されています。DUNLOPはGT300クラスのオフィシャルタイヤサプライヤーとして、競技環境に即した高性能と環境配慮を両立する技術の確立に努めています。モータースポーツの中で培った知識を一般用タイヤへと転用していくことが、この取り組みの大きな目的です。
今後のアプローチ
DUNLOPは今後も、モータースポーツから得た技術を活用し、環境に配慮した高性能タイヤの開発を推進していきます。レースでの技術革新を一般用タイヤへ展開することで、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。加えて、DUNLOPはブランドステートメント「TAKING YOU BEYOND」を掲げ、挑戦を支え続ける存在であることを約束しています。
今後の展開に期待が高まる中、DUNLOPの新たな戦略がモータースポーツ界でどのように影響を与えていくのか、注目が集まります。また、一般消費者向けのタイヤ開発にもこの技術がどう活かされるのか、新たなスタンダードの確立にも期待が寄せられています。