自閉症児クリスマス会
2025-12-25 09:24:32

自閉症の子どもたちが楽しむクリスマス音楽会、感動の体験を報告

自閉症の子どもたちが楽しむクリスマス音楽会、感動の体験を報告



2025年12月13日、神奈川県横浜市都筑区の中川西地区センターで、自閉症の子どもたちやその家族を対象とした音楽体験イベント「子どもチャンスプロジェクト~クリスマス会」が開催されました。このイベントは、発達科学コミュニケーションを実践する株式会社パステルコミュニケーションが主催し、特に自閉症児が「できた!」と実感できることを目指した取り組みです。

イベントの概要



開催情報


  • - イベント名: 子どもチャンスプロジェクト~クリスマス会~
  • - 開催日: 2025年12月13日
  • - 会場: 中川西地区センター(横浜市都筑区)
  • - 対象: 自閉症児及び発達に課題を持つ子どもとその家族
  • - 参加者数: 8家族28名(大人14名、子ども14名)

内容紹介


  • - フルートとトランペットの演奏披露
  • - 廃材を用いた楽器製作
  • - トーンチャイムによる音楽体験
  • - 「100褒め」をテーマにした肯定的な音楽交流

開催の背景



最近の研究によると、乳幼児期から楽器演奏に触れることが脳の発達や認知能力、言語能力を向上させることが示されています。しかし、自閉症の子どもたちは感覚過敏や長時間座っているのが難しいため、一般的な演奏会には参加しにくいという課題があります。そこでこのイベントでは、自閉症の子どもたちが周囲を気にせず音楽を楽しむことのできる安全な環境を整えました。

当日の取り組みと子どもたちの反応



この日のテーマは『ママもパパもみんなで100褒めチャレンジ!』。保護者が否定のない環境で発達科学コミュニケーションを実践し、子どもたちの行動に対しポジティブな声かけを行いました。その結果、参加した子どもたちは安心して音楽や楽器に触れ、自ら感興を持って活動する様子が見られました。特に、成功体験が子どもたちの興味を広げ、成長を促す刺激となったようです。

音楽に触れることができた喜びや、初めての経験を通じて「できた!」と思える瞬間は、参加した子どもたちにとって大きな自信となりました。イベントでは廃材を使った楽器が作られ、ユニークな作品が次々と完成。大人がその発想を肯定することで、子どもたちは自らの創作物に満足感を得て楽しそうに演奏を披露していました。

[楽器製作の様子]

トーンチャイムの演奏



最後には、トーンチャイムを使った全体合奏が行われ、「きよしこの夜」を演奏しました。普段なかなか触れることのない楽器に子どもたちの目は輝き、音楽を共に楽しむ喜びを体験しました。この瞬間は、参加者全員にとっても充実した時間となり、大きな驚きと喜びをもたらしました。

参加者の感想



参加者からは、音楽に興味を持てたことに対する感謝の声が多く寄せられました。「全プログラムに参加できて楽しかった」、「最初は不安だったが周囲の支えで楽しめた」という意見が見受けられ、イベント全体が子どもたちとその家族にとって特別な体験となったことがわかります。

これからの展望



自閉症総研ホルンでは、今後もこのような音楽体験イベントを通じて、子どもたちの「できた!」を増やし続けたいと考えています。発達科学コミュニケーションによる積極的な関わりが重要であることを再認識し、さらなる活動を展開していく方針です。

最後に、同様の活動に興味のあるメディア関係者の方々は、お気軽にお問い合わせいただければと思います。私たちは自閉症の子どもやその家族が安心して活動できる場を提供し続けます。そして、親同士の交流や適切な支援の方法を学ぶ機会も増やしていけることを願っています。


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会社情報

会社名
株式会社パステルコミュニケーション
住所
東京都豊島区東池袋サンシャイン6045階
電話番号

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