ヒューマンアカデミージュニアが新たな教育検定を導入
教育事業を手掛けるヒューマンアカデミー株式会社の「ヒューマンアカデミージュニア」は、未来の技術を見据えた新たな取り組みとして「創ロボ検定」を導入しました。この検定は、一般社団法人未来創生STREAM教育総合研究所(RISE)が開発したもので、子どもたちがAIやロボティクスの時代に必要な思考力を楽しく学ぶ機会を提供します。
なぜ「創ロボ検定」なのか
2040年代には、社会課題が深刻化し、技術の革新が進むことが予想されています。また、労働人口の減少が進む中で、ICTを駆使したイノベーションやインキュベーションが求められています。このため、文部科学省はプログラミング教育の必修化を進め、教育現場における情報教育の強化を後押ししています。子ども向けプログラミング教育市場は急成長しており、2023年には220億円、2030年には1,000億円を超える市場になる可能性があります。
「創ロボ検定」は、こうした時代の流れに応じた教育ニーズに応えるべく誕生しました。プログラミングやエンジニアリング、数学、物理、化学といった複数の技術を結集し、創造力や問題解決力を育むことを目指しています。
創ロボ検定の特徴
この検定では、以下の4つの基礎力が可視化されます。これにより、受検者は自分の思考力や考える力を確認することができます。
1.
資料解釈:情報を整理する力
2.
判断推理:本質を見抜く力
3.
空間把握:思考を具現化する力
4.
数的推理:数を使って考える力
問題形式は多様で、ただの選択肢回答ではなく、考えて導き出す楽しさも追求しています。また、検定後にはスコア表が提供され、受検者に応じたアドバイスが得られます。控えめな声で子どもたちの隠れた才能や強みを理解し、教師や親とコミュニケーションできる材料となります。
合格者特典
合格者には認定証が発行され、入試などでも役立ちます。さらに、後日にはオリジナルのピンバッジが贈呈され、達成感を味わえるひとときを大切にしています。
講師たちの応援
本検定を開発したRISEの須藤冬暁氏は、「ものづくりを通じて、ロボティクスの重要な側面を学ぶことで、日常生活に潜む技術を意識してもらいたい」と語っています。受検者が得る気づきや発見を通して成長していくことが期待されています。
未来を切り拓く教育へ
ヒューマンアカデミーは、子どもたちがAIやロボット技術に対応した未来を生きる力を身に付けられるよう、教育の現場で新たな試みを推進しています。「創ロボ検定」の導入を通じて、次世代のイノベーターを育成し、その成長をサポートしていく方針です。
この新しい教育の試みが多くの子どもたちを勇気づけ、未来に向けた創造的な力を育むことを、関係者一同心より願っています。