収入アップを重視する傾向
2014-06-04 10:16:45

ビジネスパーソンの意識調査: スキル向上よりも収入を重視する傾向

ビジネスパーソンの意識調査が示す収入重視の傾向



最近、株式会社VSNが行った「ビジネスパーソンの意識調査」では、働く上でのビジネスパーソンの意識が明らかになりました。この調査は、全国の20代から40代の会社員600名を対象に、2014年5月1日から5月2日に行われました。

調査結果の概要


調査においては、働く上で向上させたいスキルや収入について質問が行われました。その結果、回答者の55.3%が「収入の向上」を重視していることが判明しました。特に40代のビジネスパーソンにおいては、その傾向が強く、男性は59.5%、女性は64.0%が収入の向上を望んでいると答えています。これに対し、スキルや技術の向上を重視するという答えは、あまり多くはありませんでした。

この結果からは、自己の成長よりも収入面で満足度を図る意識が強いことがうかがえます。これは、現代のビジネス環境において、成果が評価される場面が多くなっている影響かもしれません。

働きがいと楽しさの認識


さらに調査では、「今の仕事が楽しい」と感じている人は全体の39.8%にとどまり、「働きがいを感じている」と答えた人は44.3%という結果が出ました。特に若い世代、20代や30代のビジネスパーソンは、仕事に対して比較的高い「楽しさ」や「働きがい」を感じていることが調査から読み取れます。

望まれるスキルの傾向


今後習得したいスキルについても質問が行われ、最も望まれているスキルは「語学系」で、33.5%が英語や中国語を挙げました。これは、グローバル化が進む中での需要の高まりを反映しているでしょう。また、男性は「IT関連・情報技術系」、女性は「医療・福祉系」のスキルを高く評価している傾向が見られました。これにより、各性別によるスキルニーズの違いも浮き彫りになっています。

結論


この調査結果は、現代のビジネスパーソンが自己成長よりも経済的な安定を重視していることを示しています。特に、40代のビジネスパーソンにおいて顕著な傾向が見られ、これは今後の人材育成や企業の方針に影響を及ぼす可能性があります。働くことに対する楽しさや働きがいを見出すことも大切ですが、経済的な安定が優先される現状を理解する必要があるでしょう。今後、多様なニーズに応えるため、企業側も新たなアプローチが求められるでしょう。

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