災害時の飲料水を支える「フジコン」
最近の異常気象に伴い、大雨や台風による災害が増加しています。特に、土砂崩れや洪水のリスクは年々高まり、多くの人々が断水という困難に直面する可能性があります。政府は、南海トラフ巨大地震の砂本想定の結果、約3,570万人が断水に見舞われる恐れがあると警告しています。
こうした災害が発生した際、全国で運用される給水車はわずか1,286台、これを2,000Lの容量で考えた場合、全車両の合計供給能力でもわずか15,432kLに過ぎません。1日あたり3Lの水を必要とする人が514万人分しかカバーできないという計算結果もあり、非常に不足している状況です。
そこで登場するのが、三和紙工が開発した「フジコン」です。この製品は、給水車のタンクとしてだけでなく、受水槽としても利用できる大容量の飲料水用簡易タンクです。災害対策として、自治体や被災者に対して負担を軽減するために開発された「フジコン」は、軽量でコンパクト、しかも簡単に収納可能です。
「フジコン」の特長
1.
軽量コンパクトな設計:
持ち運びしやすい軽量設計で、限られたスペースでも大容量の飲料水を確保できます。
2.
走行安定性:
錐状の形状により、重心が安定しており、移動時の不安定さが極めて少ないです。
3.
衛生維持:
内袋が交換可能で、衛生状態を簡単に保持できます。乾燥不足による雑菌繁殖の心配もありません。
4.
カスタマイズ可能:
容量や給水方法、給水口の位置などがニーズに応じてカスタマイズできます。
多様な活用例
「フジコン」は以下のようなさまざまな場面での活用が期待されています。
トラックに積むことで、迅速な給水活動が可能となります。
給水車を効率的に回転させるために、直接受水槽としても機能します。
現地での水の確保に活躍します。
他の浄水器と組み合わせることで、より安全な飲料水が提供できます。
三和紙工株式会社について
三和紙工は、1948年に設立された企業で、本社は東京都中央区にあります。重包装用紙袋や各種包装資材等の開発・製造・販売を行っており、環境資材にも力を入れています。
デモンストレーションのお申し込み:
「フジコン」の使用方法を知りたい方は、以下の連絡先までお申し込み下さい。
災害時の水供給システムの欠如を少しでも解消するため、「フジコン」がどれだけ役立つか、ぜひご覧ください。