新たな水供給システム
2022-01-12 11:00:18

災害時の水供給を支える新たなシステム「フジコン」とは

災害時の飲料水を支える「フジコン」



最近の異常気象に伴い、大雨や台風による災害が増加しています。特に、土砂崩れや洪水のリスクは年々高まり、多くの人々が断水という困難に直面する可能性があります。政府は、南海トラフ巨大地震の砂本想定の結果、約3,570万人が断水に見舞われる恐れがあると警告しています。

こうした災害が発生した際、全国で運用される給水車はわずか1,286台、これを2,000Lの容量で考えた場合、全車両の合計供給能力でもわずか15,432kLに過ぎません。1日あたり3Lの水を必要とする人が514万人分しかカバーできないという計算結果もあり、非常に不足している状況です。

そこで登場するのが、三和紙工が開発した「フジコン」です。この製品は、給水車のタンクとしてだけでなく、受水槽としても利用できる大容量の飲料水用簡易タンクです。災害対策として、自治体や被災者に対して負担を軽減するために開発された「フジコン」は、軽量でコンパクト、しかも簡単に収納可能です。

「フジコン」の特長



1. 軽量コンパクトな設計:
持ち運びしやすい軽量設計で、限られたスペースでも大容量の飲料水を確保できます。

2. 走行安定性:
錐状の形状により、重心が安定しており、移動時の不安定さが極めて少ないです。

3. 衛生維持:
内袋が交換可能で、衛生状態を簡単に保持できます。乾燥不足による雑菌繁殖の心配もありません。

4. カスタマイズ可能:
容量や給水方法、給水口の位置などがニーズに応じてカスタマイズできます。

多様な活用例



「フジコン」は以下のようなさまざまな場面での活用が期待されています。
  • - 簡易給水車としての使用:
トラックに積むことで、迅速な給水活動が可能となります。
  • - 避難所利用:
給水車を効率的に回転させるために、直接受水槽としても機能します。
  • - 配水地への移動手段:
現地での水の確保に活躍します。
  • - 緊急浄水器との連携:
他の浄水器と組み合わせることで、より安全な飲料水が提供できます。

三和紙工株式会社について



三和紙工は、1948年に設立された企業で、本社は東京都中央区にあります。重包装用紙袋や各種包装資材等の開発・製造・販売を行っており、環境資材にも力を入れています。

デモンストレーションのお申し込み:

「フジコン」の使用方法を知りたい方は、以下の連絡先までお申し込み下さい。

災害時の水供給システムの欠如を少しでも解消するため、「フジコン」がどれだけ役立つか、ぜひご覧ください。

会社情報

会社名
株式会社巴川コーポレーション
住所
中央区京橋2-1-3 京橋トラストタワー7F
電話番号
03-3516-3401

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