尾西食品が新たな非常食を開発
尾西食品株式会社が3月31日から、新しい非常食「尾西の栄養+(プラス) パエリア」を発売します。この製品は、災害時の避難生活において発生する栄養バランスの問題に応えるために特別に設計されています。近年、日本各地で地震や台風などの自然災害が頻発しており、避難生活が長引くことも多くなっています。このような状況で、従来の非常食が炭水化物中心である中、たんぱく質やビタミンが不足しがちであることが課題となっていました。
新しい「尾西の栄養+(プラス) パエリア」の特徴
「尾西の栄養+(プラス) パエリア」は、たんぱく質とビタミンを豊富に含む新しいタイプの非常食です。国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所が監修しており、栄養強化が施されています。
具体的な特長は次の通りです:
- - たんぱく質と植物性たんぱく質を含む:10.9gの植物性たんぱく質を使用し、栄養バランスに配慮。
- - 彩り豊かなパエリア:魚介類と肉類を含まず、ターメリックの香りが特徴。多様な食文化に配慮した味わいを実現。
- - アレルゲン不使用:28品目の特定原材料を不使用し、安全性に配慮。
- - 100%国産米:素材には国産米を採用し、品質を重視。
- - 簡単調理:お湯や水を注ぐだけで手軽に食べられ、食器も不要です。
- - 栄養素の充実:ビタミンB1, B2, Cが1日の推奨摂取量の1/3以上を含有し、健康維持をサポートします。
発表会の開催
新製品の発表に向けたセミナーは3月4日に大手町で開催され、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所の坪山氏が登壇しました。氏は、災害時における栄養の重要性を強調し、特にたんぱく質やビタミンの不足が健康に及ぼす影響について述べました。高血圧や便秘など、長期の避難生活がもたらす健康リスクについて警鐘を鳴らし、科学的根拠に基づいた災害食の必要性を訴えました。
尾西食品の今後
尾西食品は、非常食の製造・販売に特化した企業であり、長期保存食の製造を得意としています。新しい「尾西の栄養+(プラス) パエリア」は、その製品ラインナップの中でも特に注目されるアイテムとなるでしょう。今回の製品は、栄養面の課題を克服するだけでなく、さまざまな人々に受け入れられる食文化の多様性を意識した内容となっています。
製品情報
- - 品名: 尾西の栄養+(プラス) パエリア(100g)
- - 賞味期限: 製造から5年6ヶ月
- - 熱量: 362Kcal(100gあたり)
- - 内容量: 100g(調理後240g分)
- - 希望小売価格: 496円(税込)
- - 購入可能場所: 亀田製菓公式ネットショップや全国の大手スーパーなどで展開
この新しい非常食により、災害時の食生活がより豊かになり、多くの人々の健康を支えることが期待されます。