過酷な「Red Bull 400」
2025-05-17 21:47:25

過酷なスキージャンプ台を駆け上がる「Red Bull 400」最多記録を達成した田中聖土

過酷なスキージャンプ台を駆け上がる「Red Bull 400」



2025年5月17日、北海道札幌市の大倉山ジャンプ競技場で開催された「Red Bull 400」は、世界でも類を見ない過酷な400m走です。このレースはラージヒルのスキージャンプ台を一気に駆け上がるヒルクライムのスプリントレースで、最高斜度は軽く35度を超え、37度に達することもあるため、参加者は心拍数を通常の2~3倍にまで上げながら挑まなければなりません。エントリー数は史上最大の1,763名を数え、その中には最年少16歳から最高齢70歳までが参加し、全体で熱戦を繰り広げました。

男子シングル5連覇の田中聖土選手



特に注目を集めたのは、昨年の優勝者であり、今年も見事に5連覇を達成した田中聖土(たなか まさと)選手です。彼は決勝を3分36秒でゴールし、その強さを証明しました。競技は厳しい予選を通過した後の決勝に突入。30名の選手たちが一斉にスタートし、序盤は競い合う形で進みましたが、中盤以降は彼が徐々にペースを上げ、後続を引き離す展開に。そのまま独走し、彼の力強い走りは多くの観客を魅了しました。

田中選手は、「決勝レースで手を使わずに走りきる」という目標を掲げ、その達成感を味わったと語ります。彼は新たな目標に対する覚悟も語り、次回の参加には慎重な姿勢を示しています。

女子シングルで連覇を果たした布施愛里選手



女子シングルでは、昨年優勝した布施愛里(ふせ あいり)選手が見事に2連覇を果たしました。彼女は準決勝を1位通過し、決勝でも終始首位を保ちましたが、ゴール直前で韓国出身の強豪Hyunji KANG選手との攻防が繰り広げられました。布施選手は最後の100mで加速し、見事に首位を奪取。彼女の勝ちタイムは5分11秒であり、昨年を上回る成績を残しました。布施選手はレース中の不安や緊張を乗り越え、最終的には力強いフィニッシュを果たしました。

熱気あふれる大会の様子



今年の「Red Bull 400」には、男女個人戦に加えて4×100mリレーも行われ、参加者の中には69チームがエントリーしました。その中でも、「東海fenix」は学生リレーで素晴らしいタイムを出し、2連覇を達成しました。今年の大会では、全5種目で3種目が連覇を成し遂げるという記録的な結果が生まれました。

世界一過酷なレースを支える理念



「Red Bull 400」は、2011年にオーストリアで初めて開催されて以来、日本では2017年から続いています。今年で8回目を迎え、これまでに約9,000人以上がこの厳しいレースに果敢に挑戦してきました。札幌市のシンボルさっぽろテレビ塔の高さに匹敵する130mを駆け上がるこのレースは、体力だけでなく精神的な強さも試されるものです。

2025年の大会での盛況ぶりから、このイベントが多くの人々の注目を集めていることがうかがえます。来年以降もさらなる挑戦者が訪れることでしょう。レッドブル・ジャパン株式会社は、この過酷なレースを通じて、参加者が特別な体験をし、個々の限界を挑戦することを後押ししています。参加者たちはこのユニークな経験を求めて次々とエントリーし、過去の記録に挑み続けることでしょう。


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会社情報

会社名
レッドブル・ジャパン株式会社
住所
東京都港区六本木7-7-7TRI-SEVEN ROPPONGI 12F
電話番号

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