コネヒトが全国30自治体への子育て支援レポートをスタート
コネヒト株式会社は、妊娠・出産・子育てに特化したアプリ「ママリ」を用いて、全国30の自治体に向けた子育て支援レポートの提供を開始しました。これにより、自治体は住民の声を基にした効率的な事業計画の策定が可能となります。
「ママリ」の背景と利用実績
「ママリ」は、これまでに350万人以上のユーザーに支えられ、月間400万回以上の検索と110万件以上の投稿が行われています。このデータは、全国の子育て世代のリアルな声を集約し、自治体にとって重要な情報源となっています。
自治体職員との対話を通じて、事業計画策定において住民の声を効率的に把握したいという強いニーズが浮かび上がりました。そこで、誕生したのがこの子育て支援レポートです。
提供される子育て支援レポートとは
このレポートは、自治体ごとに住民の意見やニーズを集約・分析したものです。具体的な活用例としては、事業計画のための定量的なニーズ調査の肉付けや、近隣自治体との比較による特徴や課題の特定が可能です。
また、特定の制度について住民のリアルタイムでの反応を把握することもできます。
政策評価への寄与
実際に過去の研究では、プラットフォーム上でのママリ投稿データを分析することにより、子育て支援政策に対する母親の意見をリアルタイムで取得できることが示されています。これにより、政策評価の質が向上すると期待されています。
期待される効果
1. 住民満足度の向上
調査によると、「声を届ける手段がない」と感じている住民は自治体サービスに不満を持つ可能性が高いです。住民の声が政策に反映されることで、サービスへの満足度が向上し、若年層や子育て世代の転出防止にも寄与するでしょう。
2. 行政業務の効率化
このレポートの提供により、自治体職員の業務負担の軽減が見込まれます。レポートは、予算編成書類や交付金申請書類の根拠としても活用できるため、書類作成の時間を削減することができます。
3. EBPMの促進
本レポートは、エビデンスに基づく政策立案(EBPM)を試験的に実施するための取り組みとして位置づけられます。庁内の関係者がレポートを回覧することで、根拠に基づいた政策策定に対する関心が高まるでしょう。
子育て支援レポートに参加希望の自治体募集
子育て支援レポートに興味のある自治体は、以下のフォームから問い合わせることができます。
この施策は、自自治体の住民の声を基にした課題やニーズを把握したい方や、他自治体の動向を把握したい方にとって非常に有用です。
コネヒトの目指す未来
コネヒト株式会社は、「人の生活になくてはならないものをつくる」というミッションのもと、家族のライフイベントにおける意思決定をIT技術でサポートすることを目指しています。今後も多様なライフイベント領域にサービスを展開し、より良い社会の実現に寄与していく所存です。