千住スプリンクラー、役員体制を刷新し新社長が就任
消火設備の製造・販売を手掛ける千住スプリンクラー株式会社が、2026年1月1日付で役員体制を見直し、新たな代表取締役社長に上野昌章氏が就任したことを発表しました。これに伴い、これまで社長を務めていた長谷川友秀氏が代表取締役会長に就任します。
新体制の背景と目的
千住スプリンクラーは1963年に日本初の消火用スプリンクラーヘッドの開発に成功し、以来半世紀以上にわたって「人命と財産を守る最良の製品を供給する」ことを基本理念に掲げ、高品質で信頼性の高い製品を提供してきました。国内市場では、消火用スプリンクラーヘッドにおいて50%以上のシェアを獲得しており、千住金属工業株式会社との協力により、その品質の高さから多くの信頼を勝ち得ています。
ここ数年、同社は米国、カナダ、英国、中国などの消防規格を確保しつつ、グローバル展開を強化しています。また、2025年には企業ロゴやコーポレートサイトのリニューアルも行い、新たな成長フェーズへの飛躍を目指しています。新たな経営体制の導入は、変化するビジネス環境に迅速に適応し、グローバル事業やデジタルトランスフォーメーション(DX)の強化を目的としています。
新社長の上野氏は、総合商社での幅広い事業経験と米国駐在で培った知識を背景に持ち、消防設備士をはじめとする専門資格を保有しています。伝統的な技術力に新たな視点を加え、さらなる成長を実現しようとしています。
新役員の紹介
以下が2026年1月1日付での役員変更の詳細です。
- - 鈴木良一:新取締役、前代表取締役会長
- - 長谷川友秀:新代表取締役会長、前取締役社長
- - 上野昌章:新代表取締役社長、前社長室室長
新代表取締役会長の長谷川氏は、「多くの皆様に支えられ、当社が築いてきた信頼に感謝しつつ、次世代の経営を託す決断をしました。上野氏はグローバルな視点と変革への情熱を持ったリーダーです」と述べており、自らの役割を新体制のサポートに重視することを明らかにしました。
上野新社長の意気込み
新登場の上野社長は、「千住スプリンクラーの歴史を受け継ぎ、強固な技術力と信頼を守りながら挑戦を続けていきたいです。海外事業の強化や国内の生産性向上に向けて誠実なものづくりを推し進め、社会的安全の確保に努めてまいります」と抱負を語っています。
上野社長の略歴
上野昌章氏は1971年生まれ、東京大学法学部を卒業後、三井物産株式会社に入社。20年を超えるキャリアの中で新規事業開発、M&A、事業経営に従事し、特にITや再生可能エネルギー関連のプロジェクトに携わってきました。さらにミスミグループにおいても米国市場に精密計測部門の展開に寄与し、再び三井物産で全社的なDX推進を担当しました。2025年4月に千住スプリンクラーに入社し、社長室室長としての経験を元に、新たな舵取りを行います。これは彼が防災産業のDXを推進し、新たな社会実装に向けた重要な一歩となるでしょう。
今後の千住スプリンクラーの動向に目が離せません。新体制のもと、さらなる挑戦と成長を引き続き期待したいと思います。