合同会社ココロミ、株式会社hitocolorと提携し『kokoroe』サービス開始

合同会社ココロミが新たな研修支援サービス『kokoroe』を開始

合同会社ココロミ（神奈川県横浜市）は、株式会社hitocolorと代理店契約を締結し、新たな知識定着支援サービス『kokoroe』の提供を開始しました。このサービスは、受講者が毎日5分のマイクロテストを実施することで、研修で得た知識を定着させ、実務への応用を促進します。これにより、従来の研修に加え、継続的なフォローアップが可能となり、企業にとって理想的なソリューションを提供します。

サービスの背景

合同会社ココロミ代表の小沼直也氏は、社会人向けの研修事業に長年従事してきました。彼が感じていた課題は、研修後の知識の定着です。多くの場合、数カ月かけて準備した研修でも受講者がその内容をすぐに忘れてしまうことがありました。研修の根本目的は、受講者が実務でその知識を活用できるようにすることなのに、実際には効果が薄いことが多いと感じていました。

そんな中、小沼氏は『kokoroe』の存在を知り、これがそのソリューションになると確信しました。『kokoroe』は研修資料をPDF化し、AIを活用して問題作成を行い、受講者に定期的にマイクロテストを提供できます。さらに、学習の定着状況や理解度も可視化されるため、何が効果的かを考え直すことが可能となります。

『kokoroe』の特長

1. 問題のカスタマイズ
AIを用いて、ユーザーのニーズに応じたオンリーワンの問題を設計できるため、一般的なe-ラーニングと異なり、企業ごとの課題に向けた内容を提供します。

2. PDFデータの取り込み
研修で使った資料をPDFとして取り込むことで、内容に即した問題を簡単に作成できます。これにより、様々な情報を全社員で共有し、知識の定着を図れるメリットがあります。

3. ChatGPTによる生成
ChatGPTの技術を利用することで、多様な問題作成が可能となり、最新の市場動向や競合分析に役立てることもできます。

4. 回答のランダム化
出題される問題や選択肢は不定期にランダム化されるため、受講者が確実に学習する環境を整えます。

5. 成績確認と分析
実施状況に応じて正答率や知識定着率を把握し、モチベーションの変化を追跡できるため、企業全体のエンゲージメントを高める手助けとなります。

導入実績と今後の展開

『kokoroe』は2023年4月にサービスを開始して以来、その利用者数が増加し続け、現在では2500IDを突破しました。シンプルな操作性と効果的な学習が評価されています。今後は、現場からのフィードバックを活かし研修のPDCAサイクルを速めたり、セルフラーニングの支援を強化したりする予定です。

合同会社ココロミは、これからも「やりっぱなしの研修」を脱却し、受講者が実践で成果を出せるような教育システムを構築していく考えです。個人向けにも『kokoroe』の提供を行うことで、さらなるスキルアップの機会を増やしていく意向です。

合同会社ココロミの理念は、「人生の迷子をなくしたい」というもので、特に中小企業や個人の教育機会を増やすために全力で取り組んでいます。彼らは新しいチャレンジを持ち続け、「まずはやってみよう」との精神で未来に向けて進化を続けます。