松竹蒲田撮影所の歴史を掘り下げる
2026年6月5日、大田区民ホールアプリコで特別なイベントが開催されます。このイベントは、大正から昭和初期にかけて「キネマの天地」として名を馳せた蒲田における映画文化を深く掘り下げ、特に女性脚本家の先駆けである水島あやめと、当時の映像界で活躍した女優たちにスポットを当てます。参会者は、貴重な対談や無声映画の上映を通じて、100年前の蒲田の文化と魅力に触れることができます。
第一部:対談が織りなす蒲田の映画史
イベントの第一部では、蒲田撮影所で活躍した女性たちについての対談が行われます。登壇者は、映画研究者の岡茂光氏と水島あやめの専門家である因幡純雄氏です。彼らは、かつて「キネマの天地」と呼ばれた蒲田撮影所での女性たちの功績とその影響を掘り下げます。
水島あやめは当時、数々の脚本を手掛け、多くの映画に影響を与えました。その作品には、著名な女優たち—田中絹代、川田芳子、栗島すみ子—が出演し、多くの感動を呼び起こしました。彼女たちはどのようにして時代と共に変わる映画界で輝き続けられたのか、そして蒲田がどのような文化・流行の発信地であったのかを、臨場感たっぷりに語り合います。
第二部:カツベン教室と無声映画上映
続く第二部では、カツベンに関する教室と無声映画の上映が行われます。このセッションではまず、小津安二郎監督の無声映画『大学は出たけれど』の一部を鑑賞し、無声映画の魅力を体感します。
その後、活動弁士である佐々木亜希子氏がカツベンの歴史や役割について解説します。カツベンとは、無声映画に音声を加える活動弁士のことで、彼らの熱意が作品に命を吹き込む様子を、実演を通じて観察することができます。
最後には、1929年に制作された無声映画『明け行く空』が上映されます。この作品は、母と娘の葛藤を描いており、観客は弁士と楽士の共演による生の音楽と共に、物語に引き込まれることでしょう。
イベントの詳細情報
この特別なイベントは、2026年6月5日金曜日に開催され、定員は120名(先着順)です。入場料金は一般1,000円、学生500円となっており、5月15日より申込みが開始されます。
申し込み方法は、インターネットからの申し込みが可能な「はねぴょんストア」に加え、電話での受付も行っています。入金手続きが完了した段階で申し込みが確定するため、早めの申し込みをお勧め致します。
また、関連イベントとして6月8日には梅屋敷から蒲田までのまちあるきが実施され、映画の舞台を実際に歩くことで、より深く歴史を感じることができます。
まとめ
このイベントは、蒲田の映画文化の意義を再認識する貴重な機会です。100年前の蒲田に思いを馳せながら、映画という文化がどのように社会に影響を与えてきたのかを知ることができるこのイベントに、ぜひ参加してみてください。魅力あふれる映画文化と共に、蒲田の歴史を感じましょう。