「Join」で臓器提供を迅速化
2024-06-28 21:08:09

聖マリアンナ医科大学病院との連携で臓器提供を迅速化!医療関係者向けアプリ「Join」がドナー情報共有を実現

医療関係者向けアプリ「Join」が臓器提供を迅速化!聖マリアンナ医科大学病院との連携で2件の移植手術を実現



日本の臓器提供は、施設の地域偏在や絶対数不足が課題となっています。全国で約16,000人の移植希望登録者に対して、2023年の提供件数はわずか150件。この現状を変えるため、聖マリアンナ医科大学病院は、医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」を活用した新たな連携体制を構築しました。

聖マリアンナ医科大学病院は、2023年から東京都、神奈川県、千葉県、新潟県の9つの病院と連携し、拠点施設としてドナー候補が発生した場合、法的脳死判定や家族への告知など、迅速な対応を可能にしました。

「Join」は、異なる医療施設間でもスピーディな情報共有と連携を可能にすることで、臓器提供のスピードアップに貢献しています。時間との戦いが求められる臓器提供において、「Join」は医療従事者の業務効率化も実現し、貴重な時間を有効活用することを可能にしました。

聖マリアンナ医科大学病院の藤谷茂樹先生は、「Joinの導入により、意思決定やアクションを起こすスピードが大幅に向上しました。ドナー候補に関しては、患者さんやご家族の意思を確認する前に、医療従事者全員が同じ方向性で治療や検査を進める必要があり、Joinでのコミュニケーションが非常に有効であることを証明できたと考えています。」と述べています。

今後の展望:遠隔脳波判読でドナーのスクリーニングを効率化



「Join」は、コミュニケーションツールとしての活用にとどまらず、遠隔で脳波データを共有できる「Join EEG」の開発も進めています。「Join EEG」は、脳波判読の効率化と迅速化を実現し、ドナー候補のスクリーニングにも活用される予定です。

「Join」が目指す医療DX:公平な医療提供の実現



株式会社アルムは、「Join」を始めとした医療ICTソリューションを提供することで、医療従事者の働き方改革を推進し、全ての人々に公平な医療提供を実現することを目指しています。

「Join」は、高セキュリティ環境下で医療関係者がコミュニケーションを取ることができるアプリです。DICOMビューワーを搭載しており、医用画像の閲覧や共有を可能にし、夜間休日などの院外にいる医師へのコンサルテーションツールとしても活用されています。

株式会社アルム:グローバル展開で医療ICT分野をリード



株式会社アルムは、「すべての医療を支える会社」として、ICTの力で医療の格差をなくすことを目指しています。「Join」は、日本発の医療ICTソリューションとして、グローバル展開にも積極的に取り組み、現在では32カ国に提供されています。

聖マリアンナ医科大学病院との連携は、日本の臓器提供の課題解決に向けた大きな一歩となります。「Join」は、今後も医療現場におけるコミュニケーションの革新と医療DXの推進に貢献していくでしょう。

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。