医療AI/DX起業支援 - Bio Engineering Capital
2024-06-26 12:06:30

医療AI/DXと再生医療の起業家を支援するBio Engineering Capital設立 - 大学との共同研究でエコシステム創出へ

医療AI/DXおよび再生医療領域の起業エコシステム創出を目指し、Bio Engineering Capital株式会社(以下「BEC」)が設立されました。BECは、医療AI/DXや再生医療といったライフサイエンス領域の起業家を支援するため、ファンド組成やスタートアップ企業への投資を行うとともに、事業に必要な専門家集団を結成し、起業家を全面的にサポートします。

BECは、21世紀はバイオエンジニアリングの時代であり、医療AI/DXや再生医療市場は成長市場であると認識しています。日本政府も、医療AIやバイオテクノロジー等の先端技術を重要な分野と位置づけ、関連スタートアップの支援を推進しています。BECは、起業家と共にこの領域を開拓し、人類の健康で持続可能な未来に貢献することを目指しています。

BECの代表取締役・パートナーである島原佑基氏は、医療・創薬AI業界で10年間の実績を持ち、日本のベンチャーの少なさを感じていたことから、起業家にとって理想的な環境を提供する団体としてBECを設立しました。島原氏は、専門家を集め、事業を起こし、起業家をサポートすることで、新しいイノベーションを生み出す好循環を作りたいと考えています。

パートナーの熊切雄三氏は、ライフサイエンス分野は技術の進歩が人類の健康と福祉に直接的な影響を与えるダイナミックな領域であると述べています。熊切氏は、革新的なアイデアを持つ起業家と共に、社会に価値を提供できるソリューションへと発展させることを目指しています。

BECは、東京医科歯科大学との共同研究契約を締結し、大学内のハンズオンに注力することで、起業エコシステムを促進するための教育・伴走支援のあり方を検証します。医療・ライフサイエンス関連のスタートアップは、設立前に研究シーズの発掘や専門家の助言、設立後は研究開発費などの経済的支援が必要となります。BECと東京医科歯科大学は、これらの支援のあり方を共同で検討し、資金調達を含む起業エコシステムの可能性について検証していく予定です。

東京医科歯科大学は、2023年10月1日に東京工業大学と統合し、東京科学大学になります。大学は、知を社会に還元するため、スタートアップ創出に注力していますが、医療者の働く環境下では難しい面も存在します。BECとの共同研究を通じて、課題を洗い出し、伴走しながら起業を実践することで、新しい実効性のある支援を見つけ出したいと考えています。
Bio Engineering Capital株式会社の設立は、医療AI/DXや再生医療分野におけるイノベーションを加速させる重要な一歩となるでしょう。大学との連携による起業エコシステムの構築は、起業家にとって非常に魅力的な環境を提供し、新たな事業の創出を促進すると期待されます。

特に、大学が持つ研究シーズや専門知識と、BECが持つ資金調達や事業ノウハウを組み合わせることで、起業家の成功確率を高めることができる点は大きな強みです。また、起業家に対するハンズオン支援は、起業初期の困難な時期を乗り越えるために不可欠であり、BECの支援体制は起業家にとって大きな支えとなるでしょう。

日本における医療AI/DXや再生医療分野は、まだ発展途上ですが、BECの活動によって、より多くの起業家が参入し、革新的な技術やサービスが生まれてくることを期待しています。BECの今後の取り組みが、日本のライフサイエンス分野の発展に大きく貢献することを期待しています。

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