本日、東京都に本社を置く株式会社Unsung Fieldsが、米国のAI半導体リーディング企業Tenstorrent Inc.との戦略的提携を発表しました。この提携は、両社の技術を結集し、共同ブランドによるAIクラウドプラットフォームを構築することを目的としています。
この新たなクラウドプラットフォームは、Unsung FieldsがTenstorrentの最先端の「Tenstorrent Galaxy™ Wormholeサーバー」を活用して実現します。「Tenstorrent Galaxy™」は、32個の「Tenstorrent Wormhole™プロセッサ」を高度に接続した、スケーラブルかつ超高密度なサーバーソリューションで、特にAIワークロードの処理に特化した設計となっています。これにより、AI関連企業や開発者は、高性能なAIコンピューティングが可能な効率的なクラウド環境に容易にアクセスできるようになるのです。
Unsung Fieldsは、これらの高性能AIアクセラレータとサーバーの導入により、クラウドプラットフォームの開発や運用のノウハウを生かし、コスト効率や省エネルギー性に優れたシステムを構築します。これにより、AI開発が大きく進展する理想的な環境を創出することが期待されています。Tenstorrentはその間、オープンソースのソフトウェアスタックを提供し、開発者のハードウェアへのアクセスを促進しており、今回の提携はその一環でもあります。
Tenstorrentは、日本における活動にも注力しており、エッジAIアクセラレータの開発プロジェクトや、最先端のデジタルSoC設計人材の育成に関連する事業をNEDOから受けています。また、Rapidusとのパートナーシップを通じて日本市場での活動をさらに強化しています。
Unsung Fieldsの代表取締役社長、潮田和則氏は「Tenstorrentとの提携は、AI市場での革新を促進する重要なステップとなります。両社の技術を融合させることで、AI開発を加速させる環境づくりを目指します」と述べています。
一方、Tenstorrentの最高顧客責任者、デイビッド・ベネット氏は「Unsung Fieldsと共に高性能でスケーラブルなAIクラウドプラットフォームを構築できることを大変嬉しく思います。この取り組みを通じて、日本のエコシステムの成長とAI開発の加速に貢献したいと考えています」とコメントしています。
この提携により、AI技術の進化が促進され、業界全体に新たな可能性がもたらされるでしょう。各社の戦略的な連携が持つインパクトに注目が集まります。
【Unsung Fieldsについて】
Unsung Fieldsは、AI技術の進化を支援するために、データセンターの構築と運営に特化したIT企業です。急速に進化していくAI技術に適応するため、日本とスリランカの技術を融合させ、最適なAI開発環境の提供を目指しています。さらに詳しい情報は、
公式サイトをご覧ください。
【Tenstorrentについて】
Tenstorrentは、AI向けの次世代コンピュータを構築する企業で、米国西海岸を拠点にしています。また、テキサス州オースティン、サンタクララ、ベオグラード、バンガロール、東京にもオフィスがあります。AIやASIC設計、先進システム、ニューラルネットワークコンパイラの専門知識を活かし、業界に革新をもたらすことを目指しています。詳細については、
公式サイトをご覧ください。