ミシュランNY三ツ星シェフが導く新たな境地
世界的に評価されている料理の数々が集まる東京。この地において、米澤文雄が手がけるダイニング「No Code」が新たな挑戦を開始します。2025年6月12日、「No Code」はメニューを大幅にリニューアルし、これまでのスタイルから「メキシカン・フレンチ」へとジャンルを変更。この新たな試みは、同店がグローバル展開を視野に入れた重要な一歩です。
シェフ交代と新メニューの理念
新シェフとして迎えるのは、久松暉典。このシェフは、米澤の右腕として約10年のキャリアを持ち、特に「Jean-Georges Tokyo」など、数々の名店での経験を積んできました。久松はメキシカン・フレンチのコース料理を創造するにあたり、メキシコ料理の「物足りなさ」を感じ、それを新しい領域への進化の余地として捉えています。
日本国内の名店や本場メキシコのレストランを巡った久松は、「メキシカン料理をそのまま再現しすぎている」という観点から新しいアプローチを模索。辛味や酸味を駆使したメキシコ料理に、フレンチの繊細な技法、そして日本ならではの食材を組み合わせることで、オリジナルのメニューが誕生しました。これにより、既存のジャンルを超えた新たなダイニング体験が生まれるのです。
海外展開への布石と企業理念
「No Code」の活動は、日本国内に留まらず、海外進出を視野に入れています。2025年秋からはサウジアラビアや台湾への出店も計画されており、代表の米澤が海外拠点を設けることで、ブランドの国際的認知を高めていく方針です。
このように、国や文化の境界を越えた「ノーコード」な試みが、同社の企業理念に深く根ざしています。これからの進展にも多くの期待が寄せられています。
誰もが楽しめる新しいレストランへの歩み
新体制となった「No Code」は、現在の紹介制から、予約の一般開放へと移行します。これまで限られた人々だけが楽しめた新たなダイニングが、より多くの食事を楽しむ機会を提供できるようになります。ミシュランガイドの評価対象となることも視野に入れたこの変化は、まさに新たなスタートを切った証でもあります。
まとめ
「No Code」の新たな挑戦は、料理を通じて国境を越えた価値を提供し、食の未来を切り拓くものとなるでしょう。新シェフの久松と、オーナーである米澤のシナジーが生み出すダイニングエクスペリエンスを、ぜひ一度体験してみてください。また、今秋には新たな営業日が設けられ、普段使いのレストランとしても親しまれること間違いなしです。食を通じた新たな出会いと共に、あなたの味覚を刺激する時間が待っています。