自販機でラーメン
2022-09-01 11:00:05
自動調理自販機Yo-Kai Expressが一風堂とJTと業務提携を発表
米国カリフォルニア州ヘイワードに本社を置くYo-Kai Express Inc.は、日本のラーメン業界に革新をもたらすべく、一風堂を展開する株式会社力の源ホールディングスと日本たばこ産業株式会社(JT)との間で業務提携及び資本提携を結ぶことが発表された。これにより、Yo-Kai Expressは新たなメニュー開発を進め、より多様な食事の選択肢を提供する。
Yo-Kai Expressは、シリコンバレーのフードテックの先駆者として、2016年に設立された。彼らの自動調理自販機は、温かく新鮮な食事を24時間いつでも提供できるという特長を持つ。この自販機は、羽田空港、第2ターミナルや首都高速芝浦パーキングエリア、そして一時的にJR東日本の東京駅でも導入されており、その人気は高まっている。
特に、2022年春からの本格展開以降、Yo-Kai Expressは90秒で出来上がるラーメンを提供し、即時性を求める忙しい現代人のニーズに応えている。今回の提携によって、一風堂の「博多とんこつラーメン」と「IPPUDOプラントベース(豚骨風)ラーメン」が今月から正式に販売開始され、冷凍自販機では難しかった具材、例えばトッピングされたゆで卵も可能となった。さらには、秋には善光寺の「Kamo Soba」も新しいメニューとして加わる予定だ。
加えて、新しい業務提携先であるJTのテーブルマークを活用し、今冬には冷凍うどんを元にした多彩なメニューが登場する予定だ。「テーブルマーク カレーうどん」や「テーブルマーク 肉うどん」「テーブルマーク きつねうどん」といったラインナップは、Yo-Kai Expressの自販機の特性を活かし、短時間での調理が可能になる。
現在も自販機の設置は進んでおり、追加される設置場所には首都高速道路の加平PA(下り)や平和島PA(下り)、南池袋PA(上り)が含まれる。これにより、より多くのユーザーが便利にこの自動調理サービスを利用できるようになると予想されている。
自販機が持つ利点は、無人でも安全に熱々の食事を提供できる点である。特に早朝や深夜のシフトで働く方々にとって、手軽に利用できるこのサービスは福利厚生としても注目されている。人手不足が叫ばれる昨今、Yo-Kai Expressの煩わしさの少ないソリューションは、ますます多くの企業に受け入れられるだろう。
Yo-Kai ExpressのCEO、アンディ・リン氏は「日本のラーメン業界とのコラボレーションを通じて、質の高い料理を提供できることを嬉しく思います。また、未来を見据えたメニュー展開やパートナーシップの拡大を進めていきたい」と述べ、今後の展望を強調した。一方、力の源ホールディングスの河原社長やJTの古川執行役員も、それぞれの企業理念に基づいて新たな食の価値を創造する意義を語った。
今後もYo-Kai Expressのオリジナルメニューやコラボレーション商品が続々と登場する見込みであり、これからの展開に目が離せない。
会社情報
- 会社名
-
Yo-Kai Express Japan合同会社
- 住所
- 東京都新宿区百人町1丁目10−15新大久保駅ビル4F
- 電話番号
-
0120-771-740