楽天証券がNISA口座の海外拡充を発表
楽天証券株式会社(東京都港区、代表取締役社長:楠 雄治)は、海外転勤時に利用できるNISA口座の保有商品を2024年内に拡充することを発表しました。この新たな取り組みにより、海外にいる間でも投資信託や株式での資産運用を継続しやすくなります。
これまでの状況と新たなサービス
現状、楽天証券ではNISA口座を通じて国内株式の運用が可能ですが、海外転勤の際、他の金融商品については対象外でした。しかし、2024年中に新たに追加される商品により、海外役務に従事する方々も適用を受けられるようになります。具体的には、投資信託、ETF、REITそして米国株式やその他の海外株式の保有が認められるようになります。
これに伴い、投資家は出国時に無理に売却する必要がなくなり、転居先でもNISA口座を利用した継続的な資産運用が行えるため、長期的な資産形成が促進されるでしょう。
対象商品について
具体的な変更内容として、以下のような商品がNISA口座での継続保有可能になります。
- - 国内株式: 継続保有・運用可能
- - 投資信託・ETF・REIT: 新たに継続保有・運用可能
- - 米国株式: 新たに継続保有・運用可能
- - その他海外株式: 新たに継続保有・運用可能
なお、これらのサービスを利用するには、「非課税口座継続適用届出書」の提出が必要で、また、継続適用の法令要件を満たすことが前提です。個々の出国先による法律・規制により、保有できない銘柄が存在する点にも注意が必要です。
顧客満足度の高い楽天証券
楽天証券のNISA口座数は2024年6月末で552万口座を超え、業界トップの地位を誇ります。また、外部評価機関による顧客満足度調査においても、ネット証券部門で4冠を達成しており、多くのユーザーに高く評価されています。
同社は、今後も「資産づくりの伴走者」として顧客のニーズに応え、質の高いサービス提供に向けて努力を続ける意向を示しています。金融教育や資産管理についての情報を共有し、顧客のFinancial Well-Being(経済的幸福)の最大化に尽力することを掲げています。
まとめ
楽天証券が行うNISA口座の拡充は、海外に転勤する人々にとって、資産運用の選択肢をさらに広げるものです。国内外での投資が可能になることで、長期的な安定成長が期待されます。これにより、海外に暮らす間も安心して資産形成に専念できる環境が整います。今後の具体的な情報については、楽天証券の公式ページでも発表される予定ですので、ぜひチェックしてみてください。