三菱電機、インドのソフトウエア企業へ出資
三菱電機株式会社は、完全子会社であるMitsubishi Electric India Pvt Ltd.を通じて、インドのデータ分析スタートアップ企業Gervigreind Data Science Pvt Ltd.(以下、GDSPL社)と協業契約を締結しました。この契約に基づき、GDSPL社が開発したノーコードでデータ分析やレポート作成が可能なアプリケーションを連携させ、FAデジタルソリューション事業の強化を図ります。
協業契約の背景
近年、製造業は設備投資や人件費の上昇、顧客ニーズの変化といった課題に直面しています。デジタル技術を活用し、効率的に課題を解決するためには、複雑なプログラミングを必要としない簡易な開発環境が欠かせません。特にインドでは製造業の成長が続いており、作業の効率化を求める声が高まっています。
三菱電機はFAシステム事業の強化に向けて、デジタル技術を駆使した「循環型 デジタル・エンジニアリング企業」への変革を目指しています。今回のGDSPL社との協業を通じて、デジタル化・自動化を実現し、製造現場の課題解決に向けた取り組みを加速させます。
GDSPL社の提供するノーコードアプリケーション
GDSPL社は、Itanta Analyticsというブランド名のもとで、ノーコードでデータ分析やレポート作成を行うアプリケーションを展開しています。このアプリケーションは、そのユーザーフレンドリーな特徴から、多くの企業で導入が期待されます。三菱電機はGDSPL社のアプリケーションと自社のFA機器やICONICS社製のSCADAソフトウエアGENESIS64とを組み合わせることで、システム開発をより簡便に行えるデジタルソリューションを実現する考えです。
未来展望
三菱電機は、今後GDSPL社のアプリケーションを活用し、グローバル展開を見据えたFAデジタルソリューション事業の拡大を目指していきます。また、多様な企業とのオープンイノベーションを推進し、製造業が抱えるさまざまな課題に対応するための新たな技術やソリューションの提供を行います。
GDSPL社とMEIの概要
- - Gervigreind Data Science Pvt Ltd.
CEO: Prasad Toke
所在地: インド プネ
設立: 2019年12月
主な事業: ノーコードでのデータ分析・レポート作成アプリの開発・販売
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- - Mitsubishi Electric India Pvt. Ltd.
CEO: 高瀬 敦史
所在地: インド グルグラム
設立: 2010年9月21日
主な事業: FA制御システム製品の開発・販売
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三菱電機グループについて
三菱電機グループは、技術革新を通じて社会に貢献することを目指しています。「トレード・オン」活動を推進し、持続可能な社会の実現に向けて、デジタル基盤「Serendie®」を用いて新たな価値を創造しています。事業は多岐にわたり、2023年度の連結売上高は5兆2,579億円に達しました。
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お客様からのお問い合わせ先は、三菱電機株式会社FAシステム事業本部FA事業推進プロジェクトグループまで。