自走ロボットVIVACEの登場
最近、ダイヘンが発表した自走ロボットVIVACE(ヴィヴァーチェ)が、工場の自動化における大きな革新をもたらすと注目されています。この製品は、搬送ロボットと協働ロボットの機能を融合した日本初の自走ロボットとして、市場に投入されます。VIVACEは、工場内で必要な場所へ自ら移動し、ツールを自動で交換できるため、搬送、加工、組み立てなどの複数の作業ステップを1台でこなすことが可能です。
開発の背景
近年、人手不足が深刻化する中で、様々な業界で自動化のニーズが高まっています。特に、多品種少量の生産や工程の多い現場では、自動化が求められています。しかし、導入コストやスペースの制約、またロボットを運用するための人材確保は、依然として大きな課題です。このような問題を解決するために、ダイヘンは自社開発した搬送ロボットと協働ロボットの技術を融合し、VIVACEを誕生させました。
VIVACEは、作業状況に応じて先端ツールを自動切替えし、これまで別々のロボットが必要だった作業(搬送、加工機への搬入、研磨、ねじ締め、溶接など)を1台で実行できるのです。これにより導入コストと設置スペースを削減し、運用担当者の負担を軽減します。
VIVACE導入のメリット
1. 離れた作業場所への自動移動
VIVACEは、工場内のデジタルマップを利用したガイドレス走行を採用しており、磁気テープを必要とせずに現位置を把握しながら目的地へ移動できます。このため、既存の設備や工場レイアウトを大きく変更することなく導入が可能で、導入時の負担も軽減されます。この独自技術により、狭い通路でも全方位に移動できる柔軟性を持っています。
2. 多彩な工程への対応
オプションのオートツールチェンジャーを組み合わせることで、VIVACEは複数の工程に対応可能です。搬送から加工、研磨、溶接に至るまで、特定の作業ごとに専用のロボットを用意する必要がなくなります。スペースを有効利用しながら自動化の範囲を広げることができ、製造現場では効率的な生産体系が確立されます。
3. 簡単な操作性
VIVACEは、1台のタブレットで走行ルートの設定とアーム部の動作教示を簡単に行えます。専門的なプログラミング知識がなくても操作できるように設計されており、工程の変更にも柔軟に対応できます。これにより、運用や管理の負担が軽減され、効果的な自動化が実現可能です。
販売計画と展望
VIVACEの受注開始は2026年7月を予定しており、年に200台の販売を目指しています。この製品は、ダイヘンがお客様のニーズに沿ったシステム提案や運用支援を行うというコンセプトに基づいているだけでなく、工場の自動化が進む中で重要な役割を果たすことが期待されています。これからの生産現場において、VIVACEがどのように普及していくのか、興味深いところです。
お問い合わせ
VIVACEに関する詳細は、株式会社ダイヘン FAロボット事業部 企画部までお問い合わせください。電話番号は078-275-2008です。自動化の新たな時代を切り開くVIVACEに注目が集まっています。