新たなEPCブランド「Nixyte」の誕生
日揮ホールディングス株式会社の関連会社である日揮グローバル株式会社は、先端技術産業のグローバルリーダーであるExyte GmbHと共同で、東南アジア地域向けの新しいEPC(設計・調達・建設)ブランド「Nixyte」を発表しました。この協業により、インドネシア、フィリピン、ベトナム、タイを含む地域において、先端技術産業施設の設計と建設サービスを強化していくことを目指しています。
「Nixyte」の具体的な展開
「Nixyte」というブランド名は、日揮グローバルとエキサイトが2023年12月に締結した協業契約に基づいており、特に半導体製造、データセンター、バイオ医薬品、EVバッテリー製造関連の設備に特化したEPCサービスを展開する予定です。今後、タイに設立する合弁会社「Nixyte (Thailand) Limited」の名称変更を進め、2025年第4四半期には正式に運営を開始する計画です。
東南アジア地域の魅力
東南アジアは、デジタルインフラの強化、サプライチェーンの現地化、外国直接投資の誘致など、政府の重点戦略に後押しされ、先端技術産業が迅速に発展しています。この地域は、先端技術産業の成長において世界的に見ても非常に有望です。Nixyteは、顧客のニーズに応じた大型案件の迅速な遂行、優れた技術力を持って、設備投資計画全体のスケジュール短縮を達成します。これにより、顧客はより効率的に設備を発注できるようになります。
日揮グループのビジョン
日揮グループは、「2040年ビジョン」と名付けられた長期的な経営戦略を持っており、地球の健康を重視しつつ、「エネルギートランジション」、「ヘルスケア・ライフサイエンス」、「高機能材」、「資源循環」、「産業・都市インフラ」の5つのビジネス分野へと事業の多角化を推進しています。特に、ヘルスケア・ライフサイエンス、および産業・都市インフラにおける海外展開を加速させる方針です。
コメント
日揮グローバルの代表取締役社長執行役員である山田昇司氏は、Nixyteによって両社の強みを結集し、東南アジア地域のニーズに応じた高度なEPCサービスを提供できると述べています。また、エキサイトのCEOウルフギャング・ブケレ氏は、Nixyteの立ち上げを通じて、先端技術産業において持続可能で信頼性の高い施設を提供することを目指しています。
Nixyteに関する詳細情報
Nixyteの詳細なサービス内容については、公式ウェブサイト(
www.nixyte.net)をご覧ください。ここでは、Nixyteブランドのローンチビデオや、提供するサービスの詳細に関する情報が掲載されています。
このように「Nixyte」が描く未来は、東南アジア地域の先端技術産業の発展に寄与することが期待されています。