訳あり物件の解決を実現した株式会社SAの取り組み
東京都千代田区に本社を構える株式会社SAは、最近、台東区根岸にある訳あり物件の問題を見事に解決しました。この物件は、配管等の設備に不備があり、さらにテナントが賃料を未払いのまま不法占拠しているという厄介な状況を抱えていました。このような訳あり物件において、SAは果たしてどのように問題解決を図ったのでしょうか。
トラブルの概要と対応策
取り扱った物件は、設備に多くの不備があり、賃料を未払いのテナントが不法占拠している状態でした。さらに厄介だったのは、物件の前面道路に土地の持分がないこと、そして、所有者と道路の所有者、さらには隣接地の関係が極めて悪化していることです。そこでSAは、弁護士と協力し、何度も関係者との面談を重ねて通行承諾及び一部の修繕許可を得ることで問題を解決しました。この結果、無事に物件の売却につなげることができました。
複雑なリスクとその対策
訳あり物件には様々なリスクが潜んでいます。特に、テナントが不法占拠している借地ビルでは、法的手続きが複雑で時間と費用がかかる可能性があります。そのため、賃貸収入が得られずキャッシュフローが悪化し、建物の状態が悪化することで修繕コストも増加します。不法占拠が続くことで、売却や再開発が難しくなるリスクもあるため、早期の対応が求められます。
SAグループでは、このような訳あり物件を扱ううえでのリスク管理をしっかりと行い、専門業者としての知見を活かしながら、適切なアプローチを取ることを重視しています。SAグループの信念は、「不動産に解決できない問題はない」というもの。これに基づき、様々なサービスに挑戦し続けています。
SAグループの実績
株式会社SAは、不動産の共有持分や空き家再生、複雑な権利関係を持つ借地権や底地問題、さらには接道条件を満たさない物件の再建築不可案件まで、多岐にわたる不動産問題の解決に取り組んできました。年間5,000件を超える相談実績と、1,000件に及ぶ売買実績を誇り、国土交通省からも公式な講習機関に指定されている信頼性の高い不動産会社です。さらに、当社のリーダーである酒井康博は不動産鑑定士としての専門資格を持ち、訳あり不動産の専門チームを構成し、顧客のニーズに対し365日体制で対応しています。
酒井康博代表の背景
酒井康博代表は、1976年に東京都で生まれ、中央大学法学部を卒業後、2018年に株式会社SAを設立しました。彼は、権利関係が複雑な不動産分野に特化し、宅地の有効利用を目的とした流動化事業に取り組んできました。また、2020年には宅建士登録のオンライン講習事業を開始し、2023年には一般社団法人クレア人財育英協会を設立。そこでは、ハラスメント防止に向けた「雇用クリーンプランナー」を創案し、広く社会に貢献しています。
まとめ
訳あり物件は、その複雑さから扱うことが難しいとされますが、株式会社SAはその信念と豊富な実績をもって、問題解決に日々取り組んでいます。専門知識を持つチームが、真摯に顧客と向き合い、最善の解決策を提供する姿勢は、今後の不動産業界にとっても重要なモデルとなることでしょう。