エスペックの新たな挑戦:低温恒温器プラチナスJシリーズ ECOタイプ
エスペック株式会社が新たに発表した「プラチナスJシリーズ ECOタイプ」は、業界における環境への配慮を一層推進するために、消費電力を驚くべき最大70%も低減した新製品です。2024年11月に発売が予定されているこのモデルは、現代の環境意識に応えるために設計されており、特に低温域で活用されることを見越した高性能な仕組みが特徴です。
環境意識の高まりと技術革新
国際的なカーボンニュートラルの実現に向けて、企業や国々は温室効果ガスの排出削減に取り組んでいます。特に、フロン排出抑制法などの国内外の厳しい規制により、より環境に優しい技術が求められている中、エスペックは新しい冷凍技術を取り入れることでそのニーズに応えました。
画期的な冷凍技術
今回のECOタイプでは、エスペック独自の冷凍システムが搭載されています。このシステムは特に-40℃といった極めて低い温度環境においても、従来モデルに比べて最大70%もの電力を低減可能です。これにより、電池の充放電試験や電子部品の性能評価など、長期間の定値運転が求められる用途で特に効果を発揮します。例えば、従来のモデルでは必要だった多大な電力を大幅にカットすることができるため、運用コストも削減できると期待されています。
低GWP冷媒の採用
また、プラチナスJシリーズ ECOタイプは、地球温暖化係数が低い冷媒「R-449A」を標準で装備しています。この冷媒は、GWP値が従来の「R-404A」に比べて64%も削減されており、将来的な規制にも十分に対応できる設計となっています。これにより、エスペックは自社の製品を通じて、顧客のサプライチェーンにおける温室効果ガスの排出削減へ貢献することを目指しています。
カスタマイズの容易さ
さらに、プラチナスJシリーズは多様なニーズに対応するため、カスタマイズが容易に行える仕組みが整えられています。内部にはカスタマイズ用のスペースが設けられ、多彩なオプションが用意されているため、顧客の要望に迅速に応えることが可能です。例えば、充放電試験の安全性を重視した仕様への対応などが挙げられます。
国際規格への対応
この新シリーズは、国際的な安全規格や環境規制にも適合しており、安全性と環境負荷の低さを兼ね備えています。特に機械の安全性に関するISO 12100規格や、電気装置に関するIEC 60204-1規格に対応している点は、国際的なビジネスシーンでも安心して使用できる要素です。
未来への取り組み
エスペックは、持続可能な社会の実現に向けて、常に地球環境に配慮した製品やサービスの創出に力を入れています。新しいプラチナスJシリーズ ECOタイプの発売は、その一環として、環境への責任を果たしつつ、顧客のニーズに応える製品を提供することを目的としています。今後もエスペックの取り組みに注目が集まります。
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