インターネットメディアアワード2025、内閣官房がグランプリ受賞
一般社団法人インターネットメディア協会(JIMA)が主催する『Internet Media Awards 2025』が、今年も数々の素晴らしいコンテンツと活動を選出しました。今年のグランプリには、内閣官房の「行政事業レビュー見える化サイト」が輝き、その透明性向上の取り組みが高く評価されました。グランプリ受賞の理由や、他の受賞作品、選考過程について詳細をお伝えします。
Internet Media Awards 2025とは?
このアワードは、行政や社会の透明性、情報の正確さを重んじる作品や活動を評価します。5回目を迎えたこのアワードは、一般公募と推薦委員からの推薦を合わせて113件もの応募作の中から選出されました。表彰は、コンテンツ、ソーシャルアクション、広告・オウンドメディアの各部門と特別賞が含まれます。
グランプリ受賞作品
グランプリに選ばれた「行政事業レビュー見える化サイト」は、各府省庁の事業内容を透明にし、国民への説明責任を果たすことを目指しています。このサイトでは、各府省庁のレビューシートなどのデータを一元管理しており、利用者が府省庁の情報を横断的に検索できる環境を提供しています。
受賞者のコメント
受賞者を代表して、内閣官房行政改革推進本部事務局は、今回の受賞を大変光栄に思うとコメントし、行政事業の効果を自己点検し、質の高い行政を実現するための取り組みを強調しました。「皆さんの暮らしや地域における政府の取り組みを理解する手助けができれば嬉しいです」と述べました。
選考委員のコメント
選考委員の三宅香帆氏は、このサイトがどれほど困難なプロジェクトであったかを指摘し、「このデータが誰にでもアクセスできるようになったことは、日本社会にとって非常に重要な変革である」と語りました。さらに、インターネット技術が行政と市民の距離を縮めてくれることへの期待感も示しました。
各部門の受賞作
- - コンテンツ部門: 朝日新聞社の「水難事故マップ」
- - 広告・オウンドメディア部門: NewsPicksの「ハイパーハイプトロンジェビティリポート」
- - 選考委員特別賞: テレビ朝日報道局の「能登半島地震 被害状況マップ」
U30’s VIEW受賞作品
次世代を担う推薦委員が選んだ「U30's VIEW」では、障害者のための災害情報提供活動「#障害者を消さない」と、「ジモコロ」の能登記事が受賞しました。これらの作品は、新しい視点で社会に貢献するものとして高く評価されました。
最後に
アワード実行委員長の谷本有香氏は、年々賞の認知が広がっており、素晴らしいコンテンツを提供してくださる皆様に感謝の意を示しました。このアワードを通じて、社会にインパクトを与える作品に光を当て、メディア活動をさらに進化させていくことを目指していると語りました。
受賞作品の詳細や選考委員の情報については、
こちらのページで確認できます。