日本マーケティング学会は、その年の優れたマーケティング関連の書籍に対して表彰を行う「日本マーケティング本 大賞」を設けています。今年の2019年には、48作品が推薦を受け、その中から選ばれた42作品が対象となりました。最終的に得票数上位の6作品がノミネートされ、その結果は今後のマーケティングカンファレンスで発表される予定です。この賞は、マーケティングの理論と実践を広めることを目的に設立されており、毎年日本マーケティング学会の会員による投票で優れた書籍が選ばれています。
ノミネート作品の概要
以下に、2019年のノミネート作品6冊を紹介します。
1.
『1からのデジタル・マーケティング』
編著:西川 英彦・澁谷 覚
出版社:碩学舎
発行日:2019年2月
ISBN:4502289914
詳細はこちら
デジタルマーケティングの基礎を学ぶための一冊で、実践的な知識を提供します。
2.
『右脳思考』
著者:内田 和成
出版社:東洋経済新報社
発行日:2018年12月
ISBN:4492557865
詳細はこちら
クリエイティブな問題解決の手法として「右脳思考」を提案する書籍です。
3.
『小売構造ダイナミクス:消費市場の多様性と小売競争』
著者:横山 斉理
出版社:有斐閣
発行日:2019年3月
ISBN:4641165440
詳細はこちら
現代の小売市場における競争の構造を探求した意義深い研究書です。
4.
『消費者視点の小売イノベーション:オムニ・チャネル時代の食品スーパー』
著者:高橋 広行
出版社:有斐閣
発行日:2018年11月
ISBN:4641165300
詳細はこちら
消費者の視点を重視したアプローチが特徴の書籍です。
5.
『そのクチコミは効くのか』
著者:久保田 進彦・澁谷 覚
出版社:有斐閣
発行日:2018年12月
ISBN:4641165378
詳細はこちら
クチコミの力とその影響を分析した実用的な内容が詰まっています。
6.
『マーケティング・リサーチのわな:嫌いだけれど買う人たちの研究』
著者:古川 一郎
出版社:有斐閣
発行日:2018年12月
ISBN:464116536X
詳細はこちら
消費者行動を深く理解するためのリサーチ手法を紹介します。
投票と結果発表
ノミネート作品は、学会員による投票を経て決定され、その後10月20日のマーケティングカンファレンスにて結果が発表されます。大賞の授与式では、選ばれた作品に対して様々な業界関係者が集まり、その功績を称えることになります。これにより、優れたマーケティング書籍の普及が促進され、マーケティングの理論と実践の向上に寄与することを目指しています。マーケティングの分野において、今回のノミネート作品は今後の業界に与える影響も大きいため、多くの関心が寄せられています。
まとめ
今年も多彩な作品が揃い、「日本マーケティング本 大賞2019」の行方に注目です。各書籍は、マーケティングの新たな視点を提供し、知識を深める一助となるでしょう。ぜひ、ノミネート作品を手に取ってみてはいかがでしょうか。