NECがスタートアップフレンドリースコアリングでの快挙
NECが一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)が主催する「第3回スタートアップフレンドリースコアリング」で、初めてのトップ10入りを果たしました。今回のランク付けでNECは9位に選ばれ、今後のさまざまな取り組みを紹介する「経団連 Startup Summit 2025」が2025年5月28日に開催されます。
このスコアリングはスタートアップエコシステムの発展に寄与する企業を選出するものであり、主に「リソース提供」「事業・人材の取り込み」「事業・人材の輩出」といった3つの視点から評価されます。NECは第1回から参加し、今回のスコア向上に向けた取り組みが高く評価されました。特に、NECが前年から導入した新たなオープンイノベーション体系「NEC Open Innovation」が功を奏したとのことです。
オープンイノベーションの先駆け
NECの「NEC Open Innovation」は、2つのモデルから成り立っています。一つは「インバウンド型」で、これは外部の技術やアイデアを自社に取り入れる方針です。もう一つは「アウトバウンド型」で、自社の知識や技術を外部に提供し、事業化を加速させるモデルです。この2つのアプローチを通じて、NECは多様なスタートアップとの連携を進めています。
加えて、NECはコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)を基軸と持つスタートアップ投資やビジネスコンテストを展開し、米国シリコンバレーに本拠を構えるNEC X, Inc.によるスタートアップスタジオも運営しています。これらの活動は、新たな価値創出を図りつつ事業開発のスピードを高めることを目的としています。
経団連 Startup Summit 2025の舞台で
2025年の経団連 Startup Summitでは、NEC Corporate SVPの和田茂己氏が登壇し、スタートアップ育成と連携の具体例を紹介しました。同氏は、NEC Xによる事例を通じて、今後日本国内で展開を予定しているNEC X Tokyoなどの取り組みにも触れ、今後さらにスタートアップとの連携を深め、新たな価値の創造に取り組む姿勢を示しました。
NECのオープンイノベーションに関する詳細は彼らの公式ウェブサイトを通じて確認することが可能です。これからもNECの新たな挑戦や成長に期待が寄せられています。このスコアリングは、企業とスタートアップとの関係性を示す重要な指標であるため、今後の動向が非常に注目されます。
NEC Open Innovation
NECは、未来をけん引するための根底にオープンイノベーションの考え方を置き、今後も様々な活動を展開していく方針を示しています。日本のスタートアップエコシステムを活性化し、さらなるイノベーションの創出を目指しています。