ツナググループとEDGEによる新卒採用支援の業務提携
株式会社ツナググループ・ホールディングス(以下、ツナググループ)は、内定者フォローサービスを展開するEDGE株式会社(以下、EDGE)との業務提携を発表しました。この提携により、両社は新卒採用における課題解決を目指し、戦略立案からフォローまでを一貫して支援する姿勢を打ち出しています。
業務提携の背景
近年、大学進学率は増加を続けており、少子化の影響を受けつつも2030年まで学生数はほぼ横ばいで推移すると見込まれています。この中で、2025年卒の企業の多くが採用計画の達成が困難であると感じており、売り手市場が明確になっています。特に選考の早期化と採用活動の長期化が進み、学生の内定複数保有も増えており、企業にとって選考辞退や内定辞退は深刻な問題となっています。
採用活動においては、インターンシップや学生との接点の増加が求められる中で、採用担当者はそれぞれの段階での学生フォローに十分に対応できない現状があります。そのため、内定者が「内定ブルー」と呼ばれる心理的な不安を抱くリスクが高まっています。この状態は、内定後のフォローが不足していることで発生し、その結果、「本当にこの企業でいいのか?」という迷いを生むことがあります。
EDGEのサービス「エアリーフレッシャーズクラウド」
EDGEが提供する「エアリーフレッシャーズクラウド」は、内定者や新入社員の定着を目指したクラウドサービスです。このサービスは、単なる情報発信にとどまることなく、エンゲージメントの可視化や個別のフォローアラート機能を備え、企業と学生の信頼関係を深める役割を果たします。また、配属後も持続的にコミュニケーションを支援することで、採用から定着まで一貫したサポートが行える点でも高い評価を得ています。
ツナググループの役割
ツナググループは、2030年の労働需給のGAP解消を大きな目的として掲げてきました。新卒採用においても、企業に合わせたコンサルティングを提供し、データドリブンな採用戦略を構築しています。業務提携の成立は、企業の採用計画を達成するための効果的かつ適切なフォローを代行することが求められる中での決定でした。EDGEの持つアセットを活用することで、学生との関係構築を長期的に行う体制を整えました。
ツナググループの新卒採用支援
ツナググループは、企業が採用戦略を確実に実行できるように、「はじまり」から「おわり」までの新卒採用プロセスをサポートします。具体的には、採用戦略や戦術の分析から、採用イベントの開催、内定者フォローの企画まで、広範囲に渡って対応しています。特に「採用S&Tフレームワーク」を通じて、実行段階まで視野に入れた落ち着いた戦略を描くことを可能にしました。
結論
この新たな業務提携は、企業が直面する新卒採用に関するさまざまな課題に対する解決策を提供するものであり、ツナググループとEDGEの相乗効果によって、採用活動がより効率的に進行することが期待されます。新卒市場の変化に敏感に対応し、企業の成長を支える重要な一歩として注目されるでしょう。