株式会社アクアリーフが提供する『フードバンク業務管理システム』は、2024年11月20日に行われた『第18回 ASPIC クラウドアワード2024』で、「社会業界特化系 ASP・SaaS 部門」の準グランプリに輝きました。この受賞は、アクアリーフが社会貢献と実績を重視し、自治体や福祉団体からの意見をもとに開発したシステムに対する評価です。
フードバンク業務管理システムの特長
このクラウド型システムは、フードバンクの運営効率を向上させるために様々な機能を搭載しています。在庫管理や実績集計、個人情報管理などの機能があり、特にトレーサビリティ機能により、寄付品の追跡が可能です。具体的には、「いつ・何を・誰から誰に」という情報を寄付企業に提供し、税制優遇を受けやすくすることで、寄付を促進し食品ロスの対策にもつながります。
主要機能
- - 在庫管理機能: 入出庫処理に関して簡単な操作で管理でき、賞味期限やアレルゲンの情報も扱えます。
- - トレーサビリティ機能: 費用をかけずに寄付品の出所や受取先を追跡可能。
- - 実績管理機能: 寄付の実績集計が容易に行え、報告書の作成もスムーズです。
- - 個人情報管理機能: 寄付者と受益者の情報を安全に管理します。
システムの設計は直感的で分かりやすく、高齢ボランティアなどITに不慣れな人でも簡単に使えるようになっています。さらに、独自の管理用バーコードによる情報の整理と、入出荷記録の出力が可能な点も評価されています。
受賞の意義
『第18回 ASPIC クラウドアワード』は、総務省などの後援のもとで優れたクラウドサービスを表彰するもので、2006年から開催されています。アクアリーフの受賞は、フードバンク業務が社会へ与える影響を広く認識してもらう良い機会となりました。今後も同社は、このシステムを通じて食支援活動を積極的に推進していく方針です。
開発の背景
このシステムは、神奈川県平塚市の協力を得て、地元フードバンク団体と共同して開発されました。2020年12月にプロジェクトが始まり、2022年7月には全国のフードバンクに向けて一般リリースが行われました。
株式会社アクアリーフは2004年に設立され、今後も福祉に寄与するシステムの開発と提供に努めていく予定です。これにより、フードバンク活動の活性化と、生活困窮者への支援が一層強化されることでしょう。