ASEANでの工芸品
2021-04-26 17:09:35
ASEAN地域で進化する日本の伝統工芸品、広がるその魅力と可能性
ASEAN地域で進化する日本の伝統工芸品、広がるその魅力と可能性
日本工芸株式会社が、ASEAN地域での伝統工芸品のテストマーケティングを開始した。ジャカルタでは、4月27日から29日、そして5月19日から21日までの間、現地小売店や輸入業者向けに展示・商談会が開催される。このイベントは、日本の工芸品や美容品、人気の食品を広める貴重な機会として、多くの企業やバイヤーが注目している。
イベント詳細
展示会は、ジャカルタ市内クマン地区のKemang 1ビル3階にて行われ、現地時間の11時から16時30分までが営業の時間帯である。主催は株式会社アンビシャスおよび株式会社イーエージェンシーで、ASEAN市場への日本製品の進出を支援するための企業である。これにより、日本の伝統工芸品の魅力をASEANのバイヤーや消費者に直接伝えることができる。
出展作品
展示会には、青森県の津軽びいどろを製造する北洋硝子株式会社、東京都の江戸木目込人形を手がける株式会社柿沼人形、富山県の高岡漆器を専門とする天野漆器株式会社、そして石川県の九谷焼を誇る美山窯の作品が出品される予定だ。このように、多様な日本の伝統工芸品が集結し、その魅力をアピールする。
工芸品の特徴
日本の工芸品は、その技術力や美しさが高く評価されており、特にASEAN市場でも需要が高まっている。例えば、津軽びいどろは、その独特の透明感と色合いが特徴であり、多くの人々に愛されている。また、江戸木目込人形は、伝統的な技法を用いて丁寧に作られ、コレクターの間でもプレミアム品とされている。
企業の背景
日本工芸株式会社は東京都新宿区に本社を置き、国内外で日本の工芸品の販売やマーケティングを行っている。代表者の松澤斉之氏は、独立行政法人中小企業基盤整備機構の国際化支援アドバイザーでもあり、企業や工房向けに販路開拓事業を通じてサポートを提供している。これまで、中国や東南アジア、ロシアなどでの展示会出展を行い、成功を収めてきた実績がある。
未来への展望
日本工芸株式会社は、ASEAN市場での展開を通じて、さらなる販路の拡大を目指している。日本の工芸品の質の高さと独自のデザインは、国際市場でも強い魅力を持っており、テストマーケティングによって新たな顧客層の獲得が期待される。さらに、オンラインショップ「日本工芸堂」を通じた通販の拡充も進めており、国内外問わず多くの人々に日本の伝統工芸品を届ける取り組みが進行中だ。
結論
このように、ASEAN地域での日本の伝統工芸品のテストマーケティングは、ただのプロモーション活動に留まらず、日本の文化や技術を広める重要なステップである。この試みが成功することで、日本の工芸品が国際的に受け入れられ、さらなる発展が期待されている。自国の伝統的な技術が、新たな舞台でどのように評価されるか、今後の展開が楽しみである。
会社情報
- 会社名
-
日本工芸株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区千駄ヶ谷2丁目39-3千駄ケ谷ホリタン307
- 電話番号
-
03-5843-0886