御在所岳に初雪、冬の訪れを告げる
菰野町に位置する御在所岳では、2024年11月18日の午前10時30分ごろに今季初の雪が降り始めました。午前中は細かい雪が舞っていましたが、午後3時20分にはより強い降雪があり、草木の葉にふんわりと雪が積もる光景が広がります。この神秘的な瞬間は、自然が冬の到来を知らせる特別なものです。
翌19日には、山上付近の気温が今季最低となり、夜中には-1.5℃にまで下がりました。朝7時の段階でも-1℃と非常に寒い一日となり、ロープウェイの営業開始時刻には-0.5℃を記録。こうした寒気が影響し、標高1,000メートルの白鉄塔付近では積もった雪がはっきりと見え、山上公園内では2~3センチの積雪が観測されました。
樹氷の美しさ
また、同日に観測されたのは、空気中の水蒸気が木々の枝に凍りつく現象である「樹氷」です。凍った水分が光を反射し、幻想的な世界を作り出します。この自然の美しさは訪れる人々を魅了し、冬の風情を一層引き立てる要素となっています。
御在所岳での初雪観測日を振り返ると、過去の年は2020年が11月4日、2021年が11月27日、2022年が12月1日と年ごとに異なる結果を示しています。そして、今年は11月18日と少し早いタイミングでの初雪となりました。これは、気候の変化を感じさせる重要なメッセージとも言えます。
来訪者へのアドバイス
冬の自然の神秘を楽しむために、御在所岳を訪れようと考えている方は、十分な防寒対策が必要です。低下した気温に備えて暖かい服装を忘れずに、しっかりとした準備をしてお越しください。
本日の御在所岳山頂付近の天候情報は、御在所ロープウェイの公式ホームページなどで確認することができます。冬のイメージを凝縮したこの場所で、特別な体験をしてみてはいかがでしょうか。