株式会社ラクーンが「COREC」にクラウドFAX導入で業務効率化を加速

株式会社ラクーンとクラウドFAXソリューション

株式会社ラクーンが、企業間の受発注業務を一元管理する「COREC」に、クラウド型FAXサービス「TransFax」を導入し、業務の効率化に向けた取り組みを模索しています。これは、同社が持つ長年のマーケットプレース運営のノウハウを活かし、受発注の非効率性を解消したいとの思いから来ているものです。

「COREC」とは

ラクーンは2014年に「COREC」というクラウド型受発注ツールを開始しました。このサービスは、企業間の約70%の受発注業務が未だにFAXや電話によって行われている現状を踏まえています。ラクーンの取締役であり、COREC事業推進部長を務める阿部智樹氏によれば、「受発注の効率化」を目指し、インターネット上での受発注の場を提供することが、ビジネスの発展に寄与すると説明しています。

クラウドFAX導入の背景

多くの企業がFAXを通じて受注業務を行っている中、FAX送信の手間を軽減するために、ラクーンはインターネットFAXに着目。最終的に、トランザクトが提供する「TransFax」に白羽の矢を立てました。TransFaxは、一時間あたり1万枚のFAX送信が可能で、高い安定性とコスト効果が期待されています。これにより、発注データをFAX形式に変換する機能も高く評価されています。

未来の計画と目標

ラクーンは、COREC利用において得られるペーパーレス化だけでなく、サプライヤー側が抱える紙の使用問題にも取り組む考えです。阿部氏は、「TransFaxのFAX受信サービスを利用し、受信したFAXを電子化することも検討しています」と語り、今後の機能強化を期待しています。

トランザクトは、このクラウドFAXサービスを通じ、企業の多様なニーズに応じた新しいコミュニケーション方法を提案し続ける方針です。