医療的ケアがある子どもと家族のための嵐山おでかけイベント開催

医療的ケアがある子どもと家族の特別なひととき

2025年10月4日、京都・嵐山で特別なイベント「お寺へおでかけプロジェクト2025」が開催されます。このプロジェクトは、病気や障害がある子どもとその家族を対象に、より安心して楽しめる体験を提供することを目的としています。主催は「東京おでかけプロジェクト」で、京福電鉄や世界遺産の仁和寺と協力しています。

イベントの概要

本イベントでは、京福電鉄の嵐電を貸し切り、約6家族を対象にゆったりとしたおでかけが実現します。参加者は四条大宮駅から嵐山駅までの移動中、魅力的な景色を楽しみます。また、プロのカメラマンによる家族写真の撮影も予定されています。移動後は、仁和寺で特別なランチ交流会も行われ、リストランテナカモトの仲本シェフによる特別なランチが提供されます。食事は摂食嚥下障害を考慮したペースト食です。さらに、ノンアルコールのワインカクテルも楽しむことができ、親御さんのリフレッシュタイムも設けられています。

おでかけの背景

日本では、医療的ケアを必要とする子ども達が増えていますが、お出かけの際には周りの目や医療機器による不安がつきまといます。家族もケアに多くの時間を費やすため、自分自身の時間がないと感じていることが多いのです。こうした状況を改善するため、東京おでかけプロジェクトは、家族全員が安心してお出かけできる場所を提供することを目指しています。

嵐山と仁和寺の魅力

嵐山は、古都京都の美しさを感じることができる名所です。渡月橋を始めとする風光明媚な景色が広がっており、家族写真を撮るには絶好の場所です。また、仁和寺は歴史的にも非常に重要な文化遺産であり、訪れることで日本の伝統や文化を体感することができます。今回のイベントは、地域の魅力と歴史を味わいながら特別な時間を過ごすことができる貴重な機会です。

安心して参加できる体制

イベント中は、医師や看護師、おもちゃの専門家、ボランティアなどのサポーターが参加者をサポートします。これにより、安心してイベントを楽しむことができる環境が整っています。医療的なケアが必要な方でも、気軽に参加できる体制を整えることが、このプロジェクトのサポートの大きな特徴の一つです。

まとめ

「お寺へおでかけプロジェクト2025」は、医療的ケアが必要な子どもたちとそのご家族に、心温まる一日を提供します。家族みんなで楽しむ特別な体験を通じて、思い出を作りながら心のケアにもつながることを願っています。このイベントは、京福電鉄専門の協力によって実現した特別な機会であり、地域との連携も感じられる素晴らしいおでかけとなります。ふだんのお出かけが難しい家族にとって、新しい出発点となることを期待しています。