京都鳴海屋、創業100周年でのリブランドと新商品の魅力

京都鳴海屋、創業100周年を迎えて

老舗米菓店「京都鳴海屋」が2023年に創業100周年を迎え、この大きな節目に、ブランドのリニューアルを行いました。これを機に、ロゴやパッケージを一新した鳴海屋の新たなスタートをお伝えします。

リブランドの背景

鳴海屋は、次の100年に向けた新たな一歩を踏み出し、ものづくりの理想を再考しました。その答えは、"第一次産業の担い手をお客様と共に支えていく会社でありたい"という強い思いです。これからの製品作りで、信頼できる生産者との顔の見えるパートナーシップを大切にしていきます。

産地巡りの取り組み

2021年から始まった「産地巡り」プロジェクトでは、良い素材を求めて日本全国の生産者を訪れています。ここ数年で、私たちは高齢化や後継者不足、気候変動など様々な課題を抱える生産者との出会いを通じて、品質に妥協することなく努力する人々の姿を見つけました。このような志を持つ仕事が持続可能であってほしいと願っています。私たちは、その思いをあられやおかきという形で世界に広げていきます。

新商品FRUITS ARAREシリーズ

産地巡りを通じて生まれた新商品、FRUITS ARAREシリーズは、全国から厳選した旬の果物を使用した新しい米菓です。特に冬季限定の「FRUITS ARAREいちご」は、京都府八幡市の新鮮なイチゴを使い、贅沢にベルギー製のルビーチョコレートで包まれています。この商品は、サクサクした食感と甘酸っぱい果実の味わいを楽しめる一品です。

リニューアルオープンの店舗

2023年2月4日、鳴海屋の工場直営店がリニューアルオープンしました。新しい内装には、越前和紙や、里山の木材を使用し、日本文化を感じられる空間が広がっています。オープン記念として、来店者には特別なプレゼントも用意されています。さらに、工場の一部も一般公開され、これまでの歴史や次の100年に向けた取り組みが紹介される予定です。

今後の展望と店主のコメント

5代目店主の鳴海悠太氏は、先代から受け継いできた伝統技術を守りつつ、新しいことにも挑戦していく意志を強調しています。国内外に日本の農産品の良さを伝える橋渡し役となるべく取り組んでいくというビジョンを示しています。

日本の良い素材を使い、米菓という形で世界に発信していく鳴海屋のこれからに、ぜひご期待ください。