第14回DPI障害者政策討論集会の開催概要
2025年の11月29日(土)と30日(日)の2日間、東京都にある戸山サンライズにて第14回DPI障害者政策討論集会が対面形式で行われます。これは新型コロナウイルス感染症の影響で数年ぶりの対面開催となり、多くの方々が直接参加できる貴重な機会となります。
重要なテーマを取り上げた集会
本集会では、障害者権利条約の完全な実施に向け、特に重要な課題として「地域移行」や「脱施設」、そして「DEI(多様性・平等性・包摂性)」の考え方がどのように障害分野に関連しているかを深堀りしていきます。国内外の実践例を通じて、参加者どうしで意見交換を行い、より良い社会の実現に向けたアイデアをまとめることが目指されます。
集会の詳細
- - 日程: 2025年11月29日(土)13:00~17:30、30日(日)10:00~16:00
- - 会場: 戸山サンライズ 2階 大研修室
〒162-0052 東京都新宿区戸山1-22-1
- - 参加費: 5,000円(資料代、当日現金支払い)
※介助者で資料不要の方は無料です。
- - お弁当(希望者のみ): 2日目昼食(お茶付き)1,500円
- - 申込締切: 2025年11月13日(木)
詳細や申し込み方法については、DPI日本会議の
公式ホームページをご覧ください。
プログラム内容
11月29日(土)
全体会 13:00~17:30
全体会では、「本気で進めよう!地域移行・脱施設」をテーマに、国連障害者権利委員会の所見を基に議論します。日本の緊急課題として特にフィーチャーされている脱施設に関し、韓国・ソウル市や国内の先進事例を紹介し、地域基盤整備についての討議を行います。
- - パネルディスカッション: 脱施設の実現に向けた具体策を探り、行政や自治体、DPIから報告に基づいて意見を交わします。
- - アクセシビリティ対応ガイドライン: 国立国会図書館による報告も予定しています。
11月30日(日)
権利擁護分科会 10:00~12:30
宇都宮病院事件を題材に、強制入院や長期入院の現状を問います。精神障害者の誤診や入院の乱用に焦点を当て、当事者や専門家による報告が行われます。
国際・障害女性合同分科会 13:30~16:00
「DEIは障害分野でどう生かされるか」というテーマで、障害者運動が提唱してきた理念を再考します。国連条約やSDGsの視点を交え、国内外の事例から学び、意見共有を進めます。
参加の意義
この集会に参加することで、障害者が直面している課題について深く学び、他の参加者や専門家とのネットワーキングの機会を得ることができます。社会全体で問題解決のための意識向上を図ることも、本集会の大きな目的です。ぜひ多くの方の参加をお待ちしております。