ソリトンとACSLが共同でドローン映像活用の新展開を推進中

ソリトンとACSL、ドローン映像活用の連携を強化

2024年7月24日、株式会社ソリトンシステムズと株式会社ACSLは、ドローン映像の伝送および共有サービスの強化に向けた連携を発表しました。この協力関係は、これからの公共の安全を支える新しい技術の発展に寄与することでしょう。全国的に注目を集めるこの取り組みの詳細について紹介します。

連携の背景

ソリトンは映像伝送技術において豊富な経験を持ち、ACSLは高性能な国産ドローンの開発を行っています。両社の専門性を組み合わせることで、ドローンによる映像活用をより効果的に進め、災害対応や防衛、警備といった公共安全の分野での利用を促進することができます。

具体的な展開内容

この連携において、ソリトンが開発した「Smart-telecaster™ Zao（スマートテレキャスターザオー）」という先進の映像伝送システムを活用します。ZaoはLTEや衛星などの複数回線を束ねて使用できるマルチリンクに対応しており、電波の不安定な環境でも信頼性の高い映像伝送を実現。また、独自プロトコルの「RASCOW」を用いて、極めて短い遅延でのデータ伝送を可能にしています。この技術は特に緊急の状況で、その有用性が発揮されるでしょう。

高画質な映像伝送

ZaoはH.265コーデックを利用して高品質なリアルタイム映像を遠隔地に伝送し、多数の放送局や官公庁の既存のシステムに組み込まれています。特にドローンが必要とされる場面では、モバイル回線を活かした映像伝送の技術が求められています。

新たな製品の導入

この連携を通じて、ACSLはソリトンのZaoシリーズを自社のドローンに活用し、その映像を効果的に遠隔地へ伝送・共有する予定です。取り扱う予定の製品には以下のものが含まれます：
1. Zao-X
2. Zaoウェアラブル
3. Zao SDK
4. Zao Cloudサービス

これにより、公共安全に関連する様々な場面で、迅速で高精度な情報の提供が実現されます。