Algomatic Works、新AIエージェントの提供開始
株式会社Algomatic Worksが、スカウト業務に特化したAIエージェント『リクルタAI ダイレクト採用』のβ版を2025年1月30日から提供開始することを発表しました。この新サービスは、採用特化AIエージェント『リクルタAI』シリーズの第2弾であり、AIが採用担当者と協力することで、必要な人材をタイムリーに発見し、適切なスカウトを送れるよう設計されています。
背景にある人材不足の現状
現在、少子高齢化により日本の労働人口が減少し、人材不足が深刻なissueとなっています。特に中途採用の場面では、必要な人数を確保できない企業が約6割にも上るとのこと。加えて、テレワークの普及やジョブ型雇用へのシフトなど、労働力の流動性が高まったことで、企業間での人材獲得競争がより激化しています。このような環境の中で、従来の採用手法では太刀打ちできない事態となっているのが現状です。また、求められるスキルや即戦力人材へのニーズが増加する一方で、採用プロセスは複雑化し、結果として採用担当者の業務負担が増大しています。
Algomatic Worksの取り組み
このような背景を受け、Algomatic Worksは“採用3.0(=ネオ人事部)”という新しい人事組織モデルを提唱。AIと人事担当者のもっと密接な協働を目指しています。このモデルでは、AIが主に労働負荷の高いタスクを担い、採用担当者は各候補者とじっくり向き合い、その適合性を高められる構造が組まれています。
『リクルタAI ダイレクト採用』の特長
新たに発表された『リクルタAI ダイレクト採用』では、AIエージェントが求める候補者を見出し、その適切なタイミングでスカウトを送ることが可能です。具体的には、採用担当者の業務負担を軽減するために、AIによる候補者リストアップやスカウト文面の作成を自働化します。その為、候補者は自分の希望条件に合った求人情報を適切なタイミングで受け取ることができます。
このAIエージェントは、GPTやClaude、Geminiといった複数のLLMを駆使しており、採用担当者の要求に応じたカスタマイズも可能です。また、スカウト文面は候補者のキャリア志向やライフステージに応じてパーソナライズされ、特定のメリットを強調することができます。
成果と今後
『リクルタAI ダイレクト採用』の導入により、企業は効率的に候補者との面談をセッティングでき、採用プロセスの迅速化が実現します。実際に、早い企業では導入から僅か2ヶ月で内定を獲得する成果を上げているとのこと。
Algomatic Worksは今後、求人票の作成や日程調整など、採用活動における各種課題に特化した機能の連続リリースを計画しており、企業の組織力向上に寄与していく方針です。AIを採用プロセスに取り入れることで、企業はより良い人材との出会いを実現し、採用効率の向上を目指しています。