大成建設がAI議事録「Rimo Voice」を導入
大成建設株式会社は、AIを活用した議事録自動作成サービス「Rimo Voice」を導入し、建築本部を初めとする122部署での効率化を実現しました。これにより、月間700件以上の議事録作成が行われ、従来の約3時間を要していた議事録作成時間が1時間以内に短縮されました。これにより、現場担当者は本来の施工管理業務に集中できるようになっています。
導入背景
建設業界では、施主との打ち合わせや設計協議など、数多くの会議が必要です。そのため、議事録作成は現場担当者にとって大きな負担となっていました。さらに、建設業法では打合せ記録の10年保存義務があるため、効率的な記録業務が求められていました。これらの課題解決のため、Rimoは2024年5月から大成建設のプロジェクトに参画し、議事録機能を提供するに至りました。
成果と活用状況
Rimo Voiceの導入により、大成建設は以下の成果を上げました。
- - 活用部署数: 100部門以上(建築本部122部署)
- - 月間活用件数: 700件超
- - 議事録作成時間: 従来約3時間から1時間以内(約66%削減)
- - 法令対応: 建設業法に基づく打合記録の10年保存義務に自動対応
このように、Rimo Voiceを用いることにより、業務効率が大幅に向上し、さらなる導入拡大も見込まれています。
議事録出力の自動化
建設現場では、プロジェクトごとに異なる議事録のフォーマットが求められます。Rimo Voiceの「カスタムダウンロード機能」を活用することで、各現場のExcelやWordのテンプレートに合わせて自動出力が可能になり、文書の転記作業が不要になりました。これにより、現場担当者はAIに業務を任せ、手間なく議事録を作成することができます。
自動格納システムの導入
Rimo Voiceは、大成建設の社内システムとも連携し、議事録を生成する際に自動的に社内システムに格納する仕組みを確立しています。これにより、議事録の共有や保存にかかる手間が削減され、情報管理が整備されることとなります。
セキュリティ対策
Rimo Voiceは高水準なセキュリティ基準をクリアしており、ISO 27001とISO 27017の認証も取得しています。会議音声や議事録データのAI学習への流用は行われず、データは国内の安全なデータセンターに保管されています。これにより、大規模な組織でも安心して利用できる環境が整っています。
関係者の声
大成建設の川瀬豪氏は、Rimo Voiceを選択した理由として、その直感的な操作性と業務の効率化を挙げており、実際に導入後は現場職員の負担が軽減されていることを強調しています。日立コンサルティングの古川園氏も、議事録データの蓄積が新たな業務スタイルの確立につながると述べています。
今後の展望
Rimoは、大成建設での実績をもとにさらに進化を続ける計画です。議事録の内容から自動でタスクを管理する者や、関連データを即座に参照できるナレッジ検索機能などの新機能を開発し、建設プロジェクト全体の生産性向上を図る方針です。また、「建設承認メタバース」との連携により、3Dの建築情報と議事録を統合することで、プロジェクト管理の新たな形を追求します。
Rimo Voiceについて
Rimo Voiceに関する詳細は、公式ウェブサイトをご覧ください。AI技術を用いた議事録作成で新たな業務の効率化を実現しています。