ESR茅ヶ崎ディストリビューションセンターが竣工、物流効率性を追求した新施設

ESR茅ヶ崎ディストリビューションセンターの魅力

ESR株式会社が神奈川県茅ヶ崎市に新設した「ESR茅ヶ崎ディストリビューションセンター」（以下、茅ヶ崎DC）が、2021年6月30日に竣工しました。この4階建ての物流施設は、敷地面積33,870㎡、延床面積69,315㎡を誇り、ESRとして全国では24件目、神奈川県内では3件目のプロジェクトとなります。特に交通アクセスの良さが際立ち、圏央道の「寒川南IC」からわずか1kmという立地にあり、配送の効率性を高めるための絶好の位置にあります。

優れた交通アクセス

茅ヶ崎DCは、新東名高速道路や東名高速、さらに新湘南バイパスなどとの連結によって、首都圏や東海・関西地区へのスムーズな配送が可能です。これにより、特にeコマースが成長する中で求められる物流需要にも応えられることが期待されています。

2025年には圏央道・横浜環状南線が開通予定で、これにより横浜港とのアクセスも飛躍的に向上するとされており、今後の物流拠点としての成長が見込まれています。

品質の高い設計と環境への配慮

茅ヶ崎DCの設計は、物流の効率性と汎用性を重視し、4階建ての耐震構造となっています。倉庫エリアは1-2階に分かれており、3-4階もメゾネット形式で配置。最小賃貸区画は約2,700坪で、最大6テナントに分割可能です。

また、トラックのアクセスが可能なスロープも設けられ、1階では両面に38台、3階では24台のトラックバースが確保されています。安全に配慮した一方通行の車両動線や待機場の設置も行われ、物件の運営がスムーズになるよう設計されています。

これに加えて、ESRは「HUMAN CENTRIC DESIGN」を基本理念としており、ワーカーのために快適な休憩ラウンジを設置しています。ラウンジには茅ヶ崎海岸を眺めながら休息できるよう工夫が凝らされており、モノトーンを基調としたデザインが印象的です。

環境への取り組み

ESRはSDGsやESGの重要性を認識し、持続可能な開発を目指しています。茅ヶ崎DCは、環境負荷の低減を図りつつCASBEE Aランクの認証を取得しています。全館LED照明や高断熱性能を持つ外壁を使用し、ヒートポンプ式空調なども導入することで、省エネルギー性が高い設備を採用しています。

さらに、茅ヶ崎市の緑化基準に則った維持管理のしやすい樹種の選択や在来種の導入により、地域の生態系にも貢献しています。

字市長との内覧会

茅ヶ崎DCの竣工を祝う内覧会では、茅ヶ崎市の佐藤光市長が出席し、ESR代表取締役スチュアート・ギブソンが施設を案内しました。市長は、新たな物流拠点の設立が市にとって重要であることを強調し、成功を確信しているとの語がありました。この新施設が地域経済の活性化に寄与することが期待されており、ESRとしてもその貢献を目指しています。