新たな発酵食品として登場！味噌を削って使う「みそぶし」

新たな発酵食品「みそぶし」の誕生

2025年8月1日、神奈川県大磯町に本社を置く株式会社Shonan Soy Studioが、革新的な調味料「みそぶし」を販売開始します。この新しい製品は、伝統的な味噌を固形化し、まるでチーズのように削って使えるという全く新しい提案です。生産には、小田原市に170年の歴史を持つ「加藤兵太郎商店」と共同で開発され、初めての製品は「みそぶし白」です。

削って使う新しい発想

「みそぶし」は、味噌の風味をそのまま活かしたまま、革新的な形状を持つ調味料です。本製品は、パルメザンチーズのような外見をしており、厳選された木桶仕込みの味噌を使っています。この固形化と乾燥技術により、調理の自由度が大幅に向上し、ビジュアル的演出も可能になりました。また、欧米では味噌の使い方が限られていることが多い中で、これにより新しい食文化の創出が期待されます。

使用の課題を解決

AmericanやEuropeanの市場で、味噌が利用されにくい理由はいくつかあります。例えば、ペースト状の味噌は使い勝手が悪く、味噌汁以外の用途での使用頻度が極めて低いといった点です。Shonan Soy Studioは、これらの課題を解決することを目的に2年以上も研究開発を行い、多様な地域のユーザー調査を取り入れて、現代的なライフスタイルに合った使い方を考えました。これにより、日常的に簡単で、美味しい味噌の利用方法が生まれました。

コラボレーションと伝統の技術

使用される味噌は、加藤兵太郎商店の木桶仕込み味噌です。この伝統製法を守ることを重視しながらも、技術的な知見の共有を通じて、製品開発に必要な協力体制を築いています。このコラボレーションにより、製品はただの調味料ではなく、日本の食文化を感じられる体験へと昇華しています。

製品ラインナップと用途

「みそぶし」のラインナップには、以下の製品があります。

- みそぶし白（非ギフトボックス）：2025年8月1日発売、価格2,200円（税抜）
- みそぶし黒（非ギフトボックス）：2025年10月1日発売予定、価格2,700円（税抜）
- みそぶし白（ギフトボックスあり）：2025年10月1日発売予定、価格2,500円（税抜）
- みそぶし黒（ギフトボックスあり）：2025年10月1日発売予定、価格3,000円（税抜）

料理への活用として、白味噌タイプはクリームパスタや淡白な魚と相性が良く、黒味噌タイプは肉料理や赤ワインとの組み合わせに最適です。また、どちらもヴィーガンに対応しており、チーズ代替品としての利用も期待されています。

今後の展望

現段階では、レストランや百貨店などで「みそぶし白」の販売が始まります。イタリアンやフレンチ、和食、エスニックなど、様々なジャンルの料理で、より多くのシェフが新しい味噌の可能性を引き出すことが期待されています。2025年10月からは一般客向けの販売も本格化し、料理が好きな方へのギフトやホームパーティによる利用が促進される予定です。

今後はEC販売やポップアップ店舗の展開も計画しており、さらには欧米市場に向けた製造・販売も視野に入れています。これにより、日本の発酵文化を世界に発信し、味噌の新たな価値を再定義していくことを目指します。

興味のある方は、ぜひ次の情報までお問い合わせください。