無人スパコン「XTREME DNA」
2016-12-09 21:11:10
クラウド上での無人スパコン運用を実現する「XTREME DNA」
クラウド上での無人スパコン運用を実現する「XTREME DNA」
2016年10月11日、米国のソルトレイクシティで開催されたスパコン国際会議「SuperComputing 2016(SC16)」にて、エクストリームデザイン株式会社が新たなサービス「XTREME DNA」を発表しました。このサービスは、パブリッククラウド上で仮想スーパーコンピュータを手軽に構築し、運用できる仕組みを提供します。特筆すべき点は、すべての運用監視業務が無人化されていることです。
スパコン国際会議「SuperComputing 2016」とは
毎年11月の第3週目に開催されるこのイベントは、スーパーコンピューティングやハイパフォーマンスコンピューティングに関連する学会とコンベンションが融合したもので、国内外の多くの研究機関や企業が集まります。2016年はユタ州ソルトレイクシティのSalt Palace Convention Centerで行われ、多数の展示ブースが設けられました。
発表イベントの様子
エクストリームデザインは、米国マイクロソフトのブース内にパートナーブースを設置し、ここで「XTREME DNA」の製品発表とデモンストレーションを実施しました。初披露となる全コンポーネントが展示され、参加者から高い関心を集めました。また、製品紹介サイトも同時オープンし、カタログやノベルティの配布も行いました。
「XTREME DNA」のコンセプト
このサービスは、ユーザーが「好きな」時に「好きなだけ」仮想スパコンを構築・運用できることを目的としています。これまでスパコンが必要だった専門的な知識や高コストをハードウェアと設計の自動化によって解決し、より多くの人々にスパコンを身近なものとします。例えば、ユーザーはMicrosoft Azureを利用して、たった15〜30分ほどで128コア規模のスパコンを設定し、即座に運用開始することが可能です。
自動化によるスパコンの身近さ
従来、スパコンの設計や運用には専門的なエンジニアの手が必要でしたが、XTREME DNAではそのプロセスを3つの自動化エンジンで効率化し、ほぼ無人で運用できるようになります。このことにより、スパコンの利用開始までの時間とコストを大幅に削減することが可能になりました。
期待される効果
発表後、多くのお客様やパートナーからは、XTREME DNAが提供するシンプルで必要な機能に高評価を得ました。2017年1月からのサービス利用開始が予定されており、エクストリームデザインは今後のセールス活動やデモンストレーションに向けて意気込んでいます。
この発表により、クラウドを通じてのスパコンの利用が一層進化し、より多くの人々にとっての利用が現実的になっていくことでしょう。ユーザーが求める最適な環境を提供するXTREME DNAは、スパコンの民主化の第一歩を踏み出しました。期待が高まります。
会社情報
- 会社名
-
エクストリーム−D株式会社
- 住所
- 東京都品川区北品川5-5-15大崎ブライトコア4F SHIP
- 電話番号
-
03-5324-3359