肥後銀行、次世代株式取引システム「TORA」を採用して経済的効果を強化へ

肥後銀行がTORAを導入し、株式取引の効率化を図る

肥後銀行が、先進的な株式取引システムであるTORAを導入し、市場金融部門における注文や執行管理の高度化を実現しました。この新たなシステム導入により、利用者はリアルタイムで取引履歴を確認でき、注文の執行状況やポジションの変化を的確に把握できるようになります。

TORAの優れた機能と利点

TORAは、日本市場における厳しい規制要件をクリアするために強力なコンプライアンス機能を備えています。また、洗練された日本語のGUIや高度な取引管理ツールが特徴で、これにより肥後銀行は効率的な業務運営が可能になります。

新システムは、肥後銀行の内部規定やプロセスを自動化することも期待されており、その結果、業務の透明性と効率性が向上します。TORAが提供するデータセンターホスティングによって、初期のITコスト負担も軽減され、システムの統合がスムーズに進む見込みです。

コンプライアンスとフロント・トゥ・バック業務の一元管理

トレーダーは、TORA独自のFIXネットワークを利用して、国内外のブローカーや取引所との交流が可能になります。さらに、500を超えるマルチアセットのアルゴリズムへのアクセスも実現し、効率的な業務運営が期待されています。また、アラートや通知機能、注文管理ツールが統一されたインターフェースで提供され、コストの削減が可能です。

肥後銀行の市場金融部の幸田篤氏は、「日本市場向けに最適化されたトレーディングプラットフォームが必要だったため、TORAを選択しました。データセンターホスティングの利用によりコスト削減と社内システムとの統合が実現できました」とコメントしています。

TORAの将来性とサポート体制

TORA日本支社の髙瀬代表は、「TORAのOEMSが選ばれたことを非常に嬉しく思っています。顧客のニーズをサポートするために、システムの要件を満たす努力を続けています。日本語のサポートチームを擁し、肥後銀行との緊密な関係を築いていくことを期待しています」と述べました。

TORAとは？

TORAは、トレーディングライフサイクル全体を支える先進的な投資管理技術を提供しています。このSaaS形式の技術は、ヘッジファンドや資産運用会社などの業界大手に広く利用され、クラウドベースの執行、アナリティクス、コンプライアンスツールを提供しています。サンフランシスコを本拠地とし、アジアやヨーロッパにも多くのオフィスを構えるTORAは、250名以上の専門スタッフを擁し、金融業界のニーズに常に対応しています。

TORAの導入により、肥後銀行は自社の業務フローを最適化し、競争力を大いに向上させることを目指しています。これからの展開に大いに期待が寄せられます。